せつなの嫁入り 二
著者 黒崎蒼(著者) , AkiZero(イラスト)
藤十郎を婚家へ連れ戻ったことで、せつなは義祖母からもてなされ、義妹・奈緒も優しく、まるで自分の居場所ができたようだった。だが藤十郎から、奈緒とは関わるなと諭され、せつなは...
せつなの嫁入り 二
商品説明
藤十郎を婚家へ連れ戻ったことで、せつなは義祖母からもてなされ、義妹・奈緒も優しく、まるで自分の居場所ができたようだった。だが藤十郎から、奈緒とは関わるなと諭され、せつなはとっさに反発してしまうが――?
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ハッピーエンドではあるんだけど、もどかしさが残る
2022/05/30 01:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
正月を前に飛び出してきてしまった婚家へ一度帰ることにしたせつなと、せつなを一人で帰すのは心配だからと一緒に帰省することにした夫。
地元で大人気な夫の帰還に大騒ぎで歓迎されるが、義弟の嫁はせつなを快く思ってはいないようで。
婚家のアレコレをめぐる事件が起きる2巻目。
半妖で座敷牢で育ったせいで人の愛に飢えていて、でも人の心の機微がよくわからないせつなが、婚家に受け入れてもらいたいのに失敗してしまうようで鬱々していく辺りはとても読んでて辛かった。
ハッピーエンドで良かったけど、全体的にみんな言葉足らずなんだよね。
とはいえ、それぞれにも立場があって、そのために誰かに媚を売ったり隠し事をしたりというのはまぁ、人間関係を築く上では仕方ないことなのかも、と思うけど。
婚家に受け入れられないの逃げ場がなさすぎて本当に読んでてしんどかったわ。
ていうかだいたい旦那が悪いやつだからこれ。
いや、人格的には良い人なんだけど、せつなへの対応はたびたび間違えてしまうのがねぇ……。
お寺と神社
2023/11/06 09:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者さんも編集者さんもお寺と神社の仕組みというか建物等の呼称が理解できてなくて、お寺と神社がごちゃ混ぜになっていて、読みにくかった。せめて基本的なことは勉強しないと読者が間違って覚えてしまいます。
それがマイナスかな。
読後感としては・・・
2022/03/29 08:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mee63 - この投稿者のレビュー一覧を見る
せつなも藤十郎も穏やかで優しく1巻目はそれなりに良くまとまったと思ったのであやかし系が好きなこともあり2巻目も購入して読んだのですが読後感は決して快いとは言えませんでした。
今回は2人が実家に帰って起きるエピソードです。
きつい性格で家を仕切っていて逆らうことの出来ない義祖母はせつなを利用したり罵倒したり、家を空けていることが多い父親は嫌みを言ってくるし何よりせつなを陥れようとした義妹が、思いがけない結果に辛い思いをしたとは言え少しの良心があったのだからと最終的に何の償いもないどころか彼女の野望通りに収まることになり全然すっきりしません。
義祖母も考えを変えて折れたとは言えるかも知れませんがせつなに対して軽く悪かったね、と言うだけできちんとした謝罪の意を感じられず胸クソが悪かったです。
今回は藤十郎も義祖母や父親に関してせつなには不満を漏らすのに本人たちにはっきり提言していないのはどうなんでしょう。
京の旅館の女将もせつなにはきつい物言いをして対する人によって態度が全然違う人間性のままです。
主人公2人の寛容さを強調したかったかのも知れませんが人間側は誰ひとりとして懲らしめられることがなくちょっと納得がいかない後味の悪い終り方だったように感じました。
そのためむしろソラネのことが哀れに思えて結局あやかしより人間の方が醜いと言いたかったのか人間にも善悪があるけど心を入れ替えればお咎めなしで良いと言うことなのでしょうか?
せつなも優しすぎるのか自己主張が出来ないのか1巻目に続いて警戒しながらも相手の言うがままというのはちょっと学習能力に欠ける気がしてしまいました。
天狐の能力にしてもあっけなく活躍というほどのものではないし2巻目に関しては読んで後悔とまではいいませんが読まなくても良かったと思いました。
次巻に引っ張ろうという意図も少々感じられましたがお話なのですからやはり読んですっきりするというのは大事だと思います。