いちのすけのまくら
著者 春風亭 一之輔
落語の本編に入る前の「まくら」を文章にしてみたら……。気鋭の噺家・春風亭一之輔初のエッセイ集がついに文庫化。「税金」「忖度」「相撲」「マイナンバー」「〇〇ファースト」など...
いちのすけのまくら
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商品説明
落語の本編に入る前の「まくら」を文章にしてみたら……。気鋭の噺家・春風亭一之輔初のエッセイ集がついに文庫化。「税金」「忖度」「相撲」「マイナンバー」「〇〇ファースト」など、100のお題に応えて綴られたまさに読む「まくら」。ご子息による特別解説付き。
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秀逸な解説文
2024/09/01 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「まくら」とは落語家が噺に入る前のちょっとした小話のこと。本書は100編の様々なテーマについて書き綴ったもので、週刊朝日の連載コラムの書籍化。1編が3ページ程度の小気味の良い文体で、とにかく面白いので、通勤の友に激奨します。ただ、車内でニヤニヤするのは不気味なので注意が必要です。加えて秀逸なのは末尾の解説文。驚きの解説者であることに加え、ネタバレと裏話が含まれていますので、最後に読むことを薦めます。
だらしなくて、間違いだらけだけど、それでも日々は過ぎていく。 それでいいのだ。 肩肘はらずに、気楽に読める。
2022/10/17 09:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「落語家が落語の本題に入る前のフリートークを『まくら』とよんでいます。「頭につく」から『まくら』」(「はじめに」より)
著者を知ったのは、昨年の緊急事態宣言中。
主任(トリ)中止になってしまった高座の期間中、その同時刻にYouTubuで10日間連続ライブで2回にわたって行っていたからだ。
制約の多い「STAY HOME」期間中、大きな潤いのひとつになった。
やっぱり落語は良い。
そんな著者の週刊朝日の連載をまとめて出版されたもの。
ガラケーのメール機能で原稿を書いているという。
売れっ子の落語家でありながら、気取らない。
どこか自分を冷めてみている。
そして不安がっている。
こんな自分でいいのだろうか。
でも、きっとそのままで良いのだ。
白か黒かで決着をつけたがる世の中。
誰かの失敗やスキャンダルを追及し、騒いで叩き潰すことで、身勝手な正義感に酔いしれる。
でも、人間なんてそんなものだ。
だらしなくて、間違いだらけだけど、それでも日々は過ぎていく。
それでいいのだ。
肩肘はらずに、気楽に読める。
テンポ良く読めました。
2022/04/29 00:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価5
息子さんの特別解説に5
すごい すごおい!
父親のことを少し突き放したような、冷静な視点で語って、読む者の心の中にぐいぐい入ってくる。
本編は、テンポ良く楽しく読みました。