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紙の本
英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか? (講談社選書メチエ)
著者 新井 潤美 (著)
もうひとつの英語の世界にようこそ! 「執事の英語」を入り口に、アッパー・クラスやコックニーの英語から、アメリカ英語に英国人が抱く感情やBBCの英語まで、話し言葉と「階級」...
英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか? (講談社選書メチエ)
英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか?
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商品説明
もうひとつの英語の世界にようこそ! 「執事の英語」を入り口に、アッパー・クラスやコックニーの英語から、アメリカ英語に英国人が抱く感情やBBCの英語まで、話し言葉と「階級」が織りなす複雑で奥深い文化を描出する。【「TRC MARC」の商品解説】
「上流」の人は‘Pardon?’を使わない?! ワーキング・クラスからアッパー・クラスまで、話し言葉から見えてくる英国階級文化の世界!
カズオ・イシグロ『日の名残り』の執事スティーヴンズ、『ダウントン・アビー』の執事カーソン、そしてP・G・ウッドハウスが生み出した名従僕ジーヴズ。英国の映画や小説には教養にあふれ洗練された英語を話す執事がよく登場する。あの言葉遣いや話し方は、「上流の」英語なのか――?
‘Pardon’や‘toilet’といった日本人にも身近な英単語は、実は英国では階級の指標になってしまう言葉づかいだった!
「執事の英語」を入り口に、アッパー・クラスや、ロンドンの「コックニー」、ビートルズの登場で世界的に有名になったリヴァプールの「スカウス」などの訛りのある英語、さらにアメリカ英語に英国人が抱く微妙な感情やBBC英語、RP(容認発音)まで、著者自身の経験も交えつつ、話し言葉と「階級」が織りなす複雑で、奥深い文化を描き出す。
何気ない表現から見えてくる、もう一つの英語世界にようこそ!
【本書の内容】
はじめに
序 章 「礼儀正しい」英語はややこしい?
第1章 執事の英語が語るもの――「洗練された」ロウワー・ミドル・クラス
第2章 「U」と「non‐U」――何が「上流」で、何が「上流ではない」のか
第3章 アメリカの悪しき(?)影響――アメリカ英語と階級の複雑な関係
第4章 アッパー・クラスの英語と発音――『マイ・フェア・レイディ』の舞台裏
第5章 ワーキング・クラスの英語――魅力的な訛りの世界
終 章 標準的な、「正しい」英語とは?――BBCの試行錯誤
おわりに――「外国人」の英語
主な参考文献【商品解説】
著者紹介
新井 潤美
- 略歴
- 〈新井潤美〉東京大学大学院比較文化専攻博士号取得。同大学大学院教授。専門は英文学・比較文学。著書に「パブリック・スクール」「執事とメイドの裏表」など。
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紙の本
口を開けばお里が知れるーー英国階級文化の世界
2023/05/15 17:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのページを開いても、興味尽きない。『ピグマリオン』(当然本書の主役の一つであるが)を書いたB・ショーが、もともと皮肉や揶揄を前提にしているし、イギリス語の階級依存という現象自体が、ある種の苦いユーモアを含んでいるのだから、読んでいて、面白くないはずはないが、学問的裏付けは十分にある著者が、イギリスを含む長い海外経験に基づく事象の描写・記述が、細部に至ったときの面白さは群を抜いている。
電子書籍
「う~ん」としか言いようがない。
2022/05/02 14:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは支配階級か、支配される側かの違いではなかろうか?
日本語も立場や関係性で敬語の使い方に程度の差が有って、なかなかどうしてやっかいだが、イギリス英語も相当に厄介だなあと思う。
ただ、言葉の選び方をみて、「ああ、そうなのか」と何となく納得できる所も有る。
生活習慣が、そのまま言葉に反映されているのでないかと思う箇所が有るからだ。
だとしても、階級に根付いた言葉がそれこそ「お育ち」を測る指針になるとは、少し怖くもある。