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紙の本
龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上 4 (富士見L文庫)
瑠璃子の代わりに洋館での勤めを任された珠。珠なりに洋館の“人ならざる者”に真摯に向き合い、縁を結んだことで洋裁を習うことに。銀市のシャツを仕立てながら彼を想う珠。一方、銀...
龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上 4 (富士見L文庫)
龍に恋う 四 贄の乙女の幸福な身の上【電子特典付き】
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商品説明
瑠璃子の代わりに洋館での勤めを任された珠。珠なりに洋館の“人ならざる者”に真摯に向き合い、縁を結んだことで洋裁を習うことに。銀市のシャツを仕立てながら彼を想う珠。一方、銀市は彼女の贄の力を憂いて…。【「TRC MARC」の商品解説】
●〇●待望のシリーズ4巻!●〇●
勤め先の先輩である瑠璃子(るりこ)が出奔してしまったーー。折しも、口入れ屋・銀古(ぎんこ)の繁忙期。珠(たま)は瑠璃子の代わりに、秋桜(コスモス)の咲き乱れる洋館での勤めを任される。
珠なりに洋館の"人ならざる者"に真摯に向き合って縁が結ばれ、洋裁を習うことに。銀市(ぎんいち)のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。
銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ……?
●〇●道草家守の新作『青薔薇アンティークの小公女』も2022年5月、同時刊行●〇●【商品解説】
目次
- 目次
- 序章 秋空乙女と退職宣言
- 第一章 派遣乙女と絵画の同僚
- 第二章 女給乙女と先輩探訪
- 第三章 再会乙女と運命の女
- 第四章 乙女の憧れと舞踏の夜
- 終章 色づく乙女と秋の夜長
- あとがき
著者紹介
道草 家守
- 略歴
- 2013年からWEBで小説投稿を開始し、2015年に作家デビュー。
以来、『帝都コトガミ浪漫譚 勤労乙女と押しかけ従者』(ことのは文庫)ほか著作多数。
本作は、富士見ノベル大賞にて審査員特別賞を受賞した『明治乙女のお勤め妖異譚』を改題・改稿のうえ上梓したものである。
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珠の心の成長が著しい
2022/07/05 01:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
贄として育てられた少女が人の心の機微を学んでいく話4巻目。
猫又の瑠璃子メイン回。
突然退職届を叩きつけて行方をくらませた瑠璃子の代わりに仕事をしたり、瑠璃子を心配し捜索する中でまた知らなかった感情の気付きを得ていく。
絵画の女中章がめちゃめちゃに良かったですね。
そして恋に無自覚ながら銀市が特別だと自覚した珠と、自覚している気持ちから目を背けている銀市。
寿命差はどうしようもないとはいえ、ハッピーエンドが好きという作者の言葉を信じて二人の行く末を見守りたい。
ほどよく切なくてすれ違ってて非常に美味しい。悶える。