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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/03
- 出版社: 白泉社
- サイズ:19cm/273p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-592-86279-6
紙の本
泣けない竜は愛を捧げる
「殺されるなら、あなたがいい―――」竜族の最後の生き残りルートヴィヒは、いつか人間の伴侶を持ち、平和に生きることを夢見ながら、ガーネ山の洞窟で両親の残した宝石を糧に身を隠...
泣けない竜は愛を捧げる
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商品説明
「殺されるなら、あなたがいい―――」
竜族の最後の生き残りルートヴィヒは、いつか人間の伴侶を持ち、平和に生きることを夢見ながら、ガーネ山の洞窟で両親の残した宝石を糧に身を隠すように暮らしていた。
宝石の守り神であり、その体液はすべて宝石になる神秘の存在としてガーネリア国の信仰の対象だった竜族は、いつしかその神聖性を失い、大きな戦争を機に、厄介で滅ぶべき存在と思われるようになっていたからだ。
ところが絶対に人間に知られるはずがない神聖な竜の棲み処に、ある日見知らぬ男が現れる。
警戒心をもたないルートヴィヒは、人間と初めて出会えた喜びに舞い上がりもてなそうとするが、その男・エリックは対照的に、自分の家族を奪った竜族を憎んでいると言い放ち―――。
復讐の炎を燃やす義賊×無垢で一途な竜の純愛ファンタジー!
2022年6月刊【商品解説】
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紙の本
とても切ない物語
2022/07/06 02:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても切ない物語です。竜を憎んでいたエリックが、ルートヴィヒを知るうちに憎めなくなっていく、その過程の描写が良かった。泣けないルートが初めて泣いたシーンは、読んでいて胸が痛くなりました。エリックの憎しみの元になる気持ちにも、切なさやいたたまれない感じを覚えました。だからこそ、出会うべくして出会った二人なのでしょう。
街の描写も想像を掻き立てて美しく、yoco先生の画がぴったりでした。
紙の本
涙がほろほろと流れる
2022/11/17 05:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
もう、涙がほろほろと流れてしまう物語です。
(竜だったら宝石になるのにね)
竜族の最後の生き残りルートヴィヒ
5歳の時から一人っきりで生きてきた
(ピピとか機械人形はいたけれど)
純粋無垢という言葉は彼のためにあるのだろうと思う
しかも自己犠牲を厭わない
(父竜のしたことも自分の罪として引き受けてしまうくらい)
初めて会った人間は竜を憎むエリック
彼の複雑な心境も痛々しい
彼の心の熾火もまた痛くて切ないから。
そんな彼がルートヴィヒは好きなのだ。
本当に一目会った時から。
とにかくルートヴィヒの心持ちや行動が
痛々しくて切ない。
切なくて胸が締め付けられて、涙がほろほろと流れてしまう。
自分を置いていった父を恨むこともなく
贖罪も悪意も受け入れようとする。
帯の「僕のことは、エリックが殺してくださいね」という言葉が
胸に突き刺さるような作品でした。
泣けないルートが初めて涙を落とすシーンはこちらも泣ける。
竜が宝石しか食べられない、体液は宝石になるという
不思議な設定がまた秀逸でした。
挿絵も作品にあっていて秀逸。
私の泣くための本の1冊になりました。