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紙の本
先祖の話 (角川ソフィア文庫)
著者 柳田 国男 (著)
人は死ねば子孫の供養や祀りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月にのみ交流する――膨大な民俗伝承の研究をもとに、日本人の霊魂観や死生観を見いだす。戦下...
先祖の話 (角川ソフィア文庫)
先祖の話
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商品説明
人は死ねば子孫の供養や祀りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月にのみ交流する――膨大な民俗伝承の研究をもとに、日本人の霊魂観や死生観を見いだす。戦下で書かれた晩年の傑作。解説・大塚英志【商品解説】
目次
- 自序
- 一 二通りの解釈
- 二 小さな一つの実例
- 三 家の初代
- 四 御先祖になる
- 五 相続制と二種の分家
- 六 隠居と部屋
- 七 今と昔との違い
- 八 先祖の心づかい
著者紹介
柳田 国男
- 略歴
- 1875年兵庫生まれ。民俗学者。東京帝国大学法科大学卒業後、農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。1935年、民間伝承の会を創始し、日本民俗学の独自の立場を確立。1962年逝去。『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』(角川ソフィア文庫)ほか著書多数。
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紙の本
仏教への評価の低さと国家神道への違和感
2016/10/24 22:51
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、日本の古来からの信仰形態を先祖に関することを中心に考察したものである。柳田の著作を読んでいるとよく後学のものに期待するというような意味の言葉が出てくる。柳田は、日本民俗学の祖と言われるが、とうてい一人の人間が一生の内で解明できることは限られてくる。だからこのような言葉がよく出てくるのだろう。しかし、柳田國男がいなかったら、日本の民俗学はまた違うものになっていたと思うし、もっと遅れていたかもしれない。真に偉大な人物である、この本の中で特に気になったのは、仏教への評価の低さと国家神道への違和感である。