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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/09
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/350p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391552-4
紙の本
決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月
著者 秋場 大輔 (著)
偽計により辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目の薄い戦いは、類例を見ない大逆転劇を生んだ。2019年に開かれたLIXILの株主総会を巡る攻防を徹底取材で描いた、経済ノンフィ...
決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月
決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月
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商品説明
偽計により辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目の薄い戦いは、類例を見ない大逆転劇を生んだ。2019年に開かれたLIXILの株主総会を巡る攻防を徹底取材で描いた、経済ノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目のない戦いは類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作!
コーポレートガバナンスとは何か?
会社とは誰のものか?
(目次・抜粋)
第一章 霹靂
LIXILグループの社長兼CEOの瀬戸欣哉のスマートフォンが突然鳴った。「急な話だけれど、あなたには辞めてもらうことになりました」
第二章 齟齬
なぜ瀬戸は辞任させられたのか。取締役会議長で、事実上のオーナーである潮田洋一郎とはいくつかの点で経営への考え方が異なっていた。
第三章 真相
電話での「通告」から四日後、CEO交代を発表する記者会見は異様な雰囲気に包まれた。その日の晩、瀬戸の事実上の解任の経緯が明らかになる。
第四章 波紋
瀬戸の辞任劇を異常なことと感じ、LIXILグループの幹部、マスメディア、機関投資家など、社内外の関係者が動き出した。
第五章 決断
第六章 蜜月
第七章 反骨
第八章 仰天
第九章 秘密
第十章 共闘
第十一章 布告
第十二章 集結
第十三章 正義
第十四章 援軍
第十五章 混沌
第十六章 深謀
第十七章 激突
第十八章 敗北
第十九章 不屈
第二十章 奇跡
ついに運命の日は来た。二〇一九年六月二十五日、LIXILグループ第七十七回定時株主総会で待っていたのは信じられないような大逆転劇だった。
【商品解説】
著者紹介
秋場 大輔
- 略歴
- 〈秋場大輔〉1966年東京生まれ。日本経済新聞社で電機、電力、商社、ゼネコン、銀行、証券などを取材。編集委員、日経ビジネス副編集長などを経て独立。著書に「ライフシフト」がある。
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電子書籍
プロ経営者の戦い
2022/08/20 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とるまさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世間を騒がせた実話である。現CEOからの視点からかもしれないがやはり事実は本当に面白い。プロ経営者の実像を垣間見る事ができる。
紙の本
ありそうな話ではあるが
2022/09/28 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
「プロの経営者VS創業家」ってわりとどこでもありそうな話ですけど、もともとLIXELの成り立ちもよく知りませんでしたし、当時話題になっていた社長ってこの方だったのねという感じで、面白く読ませてもらいました。話の筋としては、まああるあるではありますけど、実際にはこんなドロドロしているんだろうなと想像どおりでした。
紙の本
コーポレートガバナンスとは何か、事実を基に学べるノンフィクション
2024/02/15 17:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2018年に住宅設備会社大手LIXIL(リクシル)で勃発した、プロ経営者の解任劇から、復帰に至るまでのコーポレートガバナンスをめぐる争いの経緯をたどったノンフィクション。
僅か3%程度しか自社株を保有していない、創業家の流れをくむ役員が、外部から招へいしたプロ経営者を自分の経営方針にそぐわないからという理由で解任するという、上場企業とは思えない事態が発生します。
解任された本人は、コーポレートガバナンスをはじめ多くの面での会社経営の改革を期待されて招聘されて社長に就任したにもかかわらず、まさにそのガバナンス不全が原因となって解任されてしまいました。不本意な解任のプロセスに対し、反撃に出ることは自己保身につながるからと一旦は躊躇する元社長。しかし多くの株主や従業員のために「正しい事をする」という信念の下、反撃に出ることを決意します。
一個人が大手企業を相手に株主提案という形態で闘いに挑むのですが、50数件の同じような構図の争いにおいて、企業側が全て勝利を収めているという、大変不利な状況を承知の上での宣戦布告でした。
ところが「正しい事をする」という大義に共感するさまざまな立場の人が協力を申し出ます。幼馴染みの弁護士や大学時代の同級生だった投資家(誰でも知ってる人です。本書に実名で登場しています)、そして本人の生き方、仕事に対する姿勢に共感するLIXIL関係者などが協力し、ついに敗戦必至の状況からの大逆転を成し遂げ、社長復帰を成し遂げる、というのが本書のストーリーです。
「社外取締役」、「執行役員」、「指名委員会等設置会社」、等々分かっているようで、実はちゃんと理解できていないこれらの用語の実質的な意味や内容が、本書を読むことでスッと入って来ます。企業統治をめぐる専門的な用語が飛び交う闘争を、当事者の声をうまく織り込んで描いており、まるでフィクションの企業小説を読んでいるかのように、次々と展開する状況に引き込まれます。
この本の内容、映画にしたら面白いんじゃないかなぁ、等と思いました。