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商品説明
「日本三大暴れ川」のひとつとして知られる大河・筑後川。阿蘇・九重の源流から国内有数のクリーク地帯を経て有明海に至るまで、川との闘いと共生を続けてきた流域4県の歴史と文化を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
豪雨災害の常襲地帯から学ぶ 〈治水〉と〈共生〉の歴史――。
「日本三大暴れ川」の一つとして知られる大河・筑後川。 阿蘇・九重の源流から有明海まで、 治水と共生を続けてきた流域の 歴史・文化・生活を、 10年以上の歳月をかけて取材した労作。
「筑後川は、阿蘇と九重を源流とする九州最大の河川である。大分県、熊本県、福岡県、佐賀県と四県にまたがり…利根川、吉野川とともに暴れ川の〝三兄弟〟とされている。だが近年筑後川ほど洪水を繰り返した川はない。流域の人々はこの川の猛威とともに歴史を刻んできた。その中で人々が水の脅威にどう対処して生きてきたかを知ることは、河川とともに生きる人々の暮らしを見つめなおすことでもある。…筑後川は、九州に限らず日本全国の河川とともに暮らす人々にとっても同じ問いを投げかけている」(本書「プロローグ」より)【商品解説】
目次
- プロローグ 「想定外」の時代に
- 第1章 暴れ川、筑紫次郎
- 第2章[上流編] 急流と生きる
- 美林の郷、小国
- 青木牛之助と千町無田の開拓者たち
- 急流と生きる
- 室原知幸と蜂の巣城闘争
- ダムって何だ
- 変わりゆく九重
- 龍のいる川
著者紹介
澤宮 優
- 略歴
- 〈澤宮優〉1964年熊本県生まれ。早稲田大学第二文学部(日本文学専修)卒業。ノンフィクション作家。「巨人軍最強の捕手」でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。
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紙の本
川の個性
2022/09/25 09:59
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は筑紫次郎とも言われる九州一の河川、筑後川、その流域の生活史を追った10年余の取材記録を取りまとめたものだ。
筑後川については向一陽が中公新書「日本の川紀行」(1991年)に記している。70頁余の文量だが筑後川のエッセンスをまとめていると思う。
これに対して本書は河川~というよりは流域という拡がりが感じられる内容であり、文化や信仰にも及び、深みも加わった。筑後川もそうだが、全国の各河川は似かよった面も多いが、それぞれ個性に満ちた顔つきがある。それを感じさせてくれる1冊だった。