#居酒屋新幹線

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投稿者：らんま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ツイートしながら新幹線にて一人開始される晩酌会。各地方での美味しいものと地元のお酒を紹介していくおじさん飯漫画。美味しそうでした。

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、2021年12月中旬～2022年2月末頃まで放送されていた30分枠TVドラマのコミカライズ版だとか…
まぁ、自分はソレには縁は無くて、何も知らなかったけれど、偶々「11/21まで91%OFF⇒99円超特価」
というセール期間中に目に留まって、試しに買って読んでみた、という感じ。

ドラマでは第4話だったらしい「宇都宮･餃子編」からコミカライズ版はスタート。
作中で登場する、「餃天堂」という餃子店や、「餃子浪漫」という宇都宮の地ビール、それと、
宇都宮の隠れたソウルフード?らしい「かぶと揚げ」、氷菓のサクレとかは、ちゃんと実在するモノなんだね…。

…で、次に、ドラマでは第1話だった「新青森駅」からの出張帰りの…
生姜味噌おでん他の青森郷土料理を肴に青森自慢の特別純米酒や清酒…ソコに籠められた「おもてなしの心」
…色んな意味で贅沢だね。

ドラマでは第9話「福島駅」周辺の逸品…
福島市内で唯一の酒蔵「金水晶酒造」や、「ないです福島に美味しいもんなんて」と言いながらも、
勧められたモノはどれも美味だった、とか福島市民は、同じ福島県内でも、
会津や郡山とは同列に扱われたくないという自負または奥ゆかしいプライド的な何かがあるのか…
どうなんだろうね…。

ドラマでは第3話「古川駅」…東京から見て仙台駅の次の駅…宮城県大崎市古川駅前周辺の、
緒絶橋…を平安時代の歌人藤原道雅が詠んだ和歌が「後拾遺和歌集」に入っているとか…で、地元の道の駅他で、
その地ならではのご当地丼やしそ巻やスペアリブや純米大吟醸酒を買って…とか、
めっちゃ金かけてて贅沢な出張帰り新幹線内食だわな…貧乏人には到底無理…それはそうと、
「ササニシキ」を母、「ひとめぼれ」を父として宮城県古川農業試験場で交配し生まれた「ささ結」
という米の品種が、あるんだね…。

ドラマでは最終話「新花巻駅」の周辺には何もないけど、花巻市には、
ご当地の酒も、ポークもバーガーも、郷愁呼び起こす往年の大食堂の洋食とかもある、と。

ドラマでは第6話「仙台･デパート編」…1819年(文政2年)創業の太物商「得可主屋」を発祥とする藤崎百貨店、
というのがあるんだとか…定義山の三角油げ、地シールド、仙台牛ステーキ丼、お茶の井ヶ田の大福「喜久福」…
を贅沢に味わいながら、娘や家族の事に想いを馳せながらの帰京…で幕。
因みにステーキ丼は漫画内の描写で1800円と描かれていて、糞高いと思ったけど、今確認したら…インフレで?
…今は、税込2000円とか、ソレ以上とか、するみたいだね…。

…まぁ、貧乏人の自分にはこんな旅の楽しみ方は出来ないけど…
税込99円で買ったこの漫画で、
ソコに描かれた、自分には高価過ぎて贅沢な、ご当地グルメの数々を、遠くから眺めるだけでも…
地方地方に、色々な食文化があるんだな、ってのは垣間見られて、興味深く楽しみながら読めたとは思う。