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紙の本
おいしい旅 想い出編 (角川文庫)
著者 秋川 滝美 (著),大崎 梢 (著),柴田 よしき (著),新津 きよみ (著),福田 和代 (著),光原 百合 (著),矢崎 存美 (著),アミの会 (編)
15年ぶりの京都。再会した友人たちは、みなそれぞれに事情を抱えていて…。住んでいた街、懐かしい友人、大切な料理。温かな記憶をめぐる「想い出」の旅を描いた全7作品を収録した...
おいしい旅 想い出編 (角川文庫)
おいしい旅 想い出編
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商品説明
15年ぶりの京都。再会した友人たちは、みなそれぞれに事情を抱えていて…。住んでいた街、懐かしい友人、大切な料理。温かな記憶をめぐる「想い出」の旅を描いた全7作品を収録した文庫オリジナルアンソロジー。【「TRC MARC」の商品解説】
15年ぶりに再会した友人と訪れた京都。昔話に花を咲かせるが、みなそれぞれに事情を抱えていて……(「あの日の味は」)。亡くした夫との思い出を胸にひとり旅をしていた故郷・神戸で偶然出会った青年。一緒にスイーツ巡りをすることになるが(「幸福のレシピ」)。住んでいた街、懐かしい友人、大切な料理。温かな記憶をめぐる「想い出」の旅を描いた7作品を収録。優しい気持ちに満たされる、文庫オリジナルアンソロジー。【商品解説】
目次
- 「あの日の味は」柴田よしき
- 「幸福のレシピ」福田和代
- 「下戸の街・赤羽」矢崎存美
- 「ゲストハウス」新津きよみ
- 「からくり時計のある町で」秋川滝美
- 「横浜アラモード」大崎梢
- 「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
収録作品一覧
あの日の味は | 柴田よしき 著 | 5−47 |
---|---|---|
幸福のレシピ | 福田和代 著 | 49−89 |
下戸の街・赤羽 | 矢崎存美 著 | 91−132 |
著者紹介
秋川 滝美
- 略歴
- 二〇一二年四月よりオンラインにて作品公開開始。同年十月『いい加減な夜食』(アルファポリス)にて出版デビュー。主な著書に『ありふれたチョコレート』『居酒屋ぼったくり』『きよのお江戸料理日記』『幸腹な百貨店』『湯けむり食事処 ヒソップ亭』『向日葵のある台所』『ひとり旅日和』など。
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思い出
2023/02/13 17:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとびっくりするくらい私も大切な時間を過ごした場所ばかり。
得に「旅の始まりは天ぷらそば」糸崎駅近くの病院で生まれ、父に駅そば美味しいってよって連れていってもらった。他も青春や初めての一人暮らし、就職、結婚してから過ごした場所。
年配の方の話が多めでしたが、どれもよかったです。「幸福のレシピ」「横浜アラモード」が好きでした。世代の違う係わり合いが素敵です。
「あの日の味は」作家の美奈視点でしたが、他二人の視点も読んでみたいです。
電子書籍
いろいろ
2024/03/19 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あの日の味は」では、大学時の友達の再会エピソード、イチバツや、まだ独身や、病気持ち……。自分の大学時代の友達と重なりました。「幸福のレシピ」これはいくらなんでも偶然、ありえないような……。
紙の本
ドイツでは
2023/08/28 12:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドイツではドナーケバブっていうんだね。
知らなかった。
フランスではよく食べた。
日本では食べたことないや。
紙の本
想い出を見つける旅
2024/01/14 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
『おいしい旅 初めて編』では、日常をちょっと離れて旅に出た先で人生を考えるような話が描かれていたが、今度は「想い出」を振り返る旅が描かれていました。
最初に登場するのは、二十代の若かりし頃を京都の同じアパートで暮らした友人たちと再会する話だ。
当時は独身で年も近い女三人仲良く食事をしたりおしゃべりをしたりと毎日を過ごしていたが、それぞれに結婚したり転職したりで京都を離れて四半世紀が過ぎたところ。
いつでも会えると思っていながら気づけば十九年という年月が過ぎての再会を描いている。
当時よく行ったラーメン屋やロシア料理の店を再訪して当時を懐かしむ。
彼女たちが住んでいたアパートは取り壊されていたし、よく行った店も半分以上が閉店してしまっている。
それでも想い出を語り合いながら楽しい一日は過ぎてしまった。
それぞれに離婚や病気といった悩みを抱えていても、それを語るよりも想い出に花を咲かせて楽しい時間を過ごしたい。
自分の学生時代の友人たちを思い出して身につまされる。
最後に出てくる「横浜アラモード」は、それよりもさらに長い時間を経て生まれ育った町を再訪した話だった。
御年八十三歳の清子おばあちゃんは結婚して高知に来るまでは横浜で生まれ育ったという。
両親も弟も亡くなってしまっているが、歩けるうちに横浜にもう一度連れて行ってあげたいという息子夫婦の願いで、近所に住む東京からUターンして今は実家で職探し中の明穂に付き添ってくれないかと頼まれたのだ。
報酬も出るとあって二泊三日の旅を組み、清子おばあちゃんの家族に見送られて横浜へたどり着いた。
だが肝心の清子おばあちゃんは観光に行きたくないという。
五十年以上たってすっかり変わってしまった町の様子にどんな想いを抱いたのだろうか、それでも想い出をたどり懐かしい人と再会できた旅でもあった。
他にも病死した夫と若いころに住んでいた神戸を旅する未亡人の話や、生き別れた娘に会いたくて白馬のゲストハウスに泊まった還暦を過ぎた男の話が綴られる。
埼玉の奥から赤羽に焼き菓子巡りをしに行った女二人旅の話は、飲み屋しかないと思っていた赤羽に行ってみたくなる話だった。
本当にあるのかなと調べてみたら、「シャンドワゾー・グラシエ・ショコラティエ」、「シェルボン」、「パティスリー ルポンデザミ」、「アドリア洋菓子店」、「ヒマワリ」、「パティスリーアンパルフェ」と素敵なお店がいっぱいだった。
秋になったら行ってみよう。