「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
花は愛しき死者たちのために 1 (集英社オレンジ文庫)
著者 柳井 はづき (著),香魚子 (イラスト)
【集英社ノベル大賞準大賞(2021年)】硝子の棺に横たわる死せる美少女エリス。彼女は決して腐敗せず、いつの頃から存在するのかもわからない。人はなぜ、永遠をさまよう彼女に惹...
花は愛しき死者たちのために 1 (集英社オレンジ文庫)
花は愛しき死者たちのために
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【集英社ノベル大賞準大賞(2021年)】硝子の棺に横たわる死せる美少女エリス。彼女は決して腐敗せず、いつの頃から存在するのかもわからない。人はなぜ、永遠をさまよう彼女に惹かれてしまうのか。その先に、身の破滅が待ち受けているとも知らずに−。【「TRC MARC」の商品解説】
硝子の棺に納められた、美しい少女の遺体。
彼女――エリスは決して腐敗せず、いつの頃から存在するのかもわからない。
棺は、黒装束の男に運ばれ、エリスは時代も国も超えてその姿を見せる。
あるときは孤独な墓守の青年の前に。
またあるときは友人の美貌に複雑な思いを抱く少女の前に。
ある成金貴族の息子は、エリスのための“秘密の集い"にのめり込んでしまう。
彼らはなぜ、エリスに惹かれてしまうのか。
その先に、自身の破滅が待ち受けているとも知らずに――。
「エリス、ほらご覧。また君のために人が死んだ」
2021年集英社ノベル大賞準大賞受賞作、文庫化!
【商品解説】
収録作品一覧
花は愛しき死者たちのために | 5−149 | |
---|---|---|
黒衣は躍る | 151−222 | |
五月の薔薇たち | 223−260 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
某幻想楽団のアレを彷彿とさせるゴシックホラー
2022/10/27 01:26
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
腐敗しない少女の遺体エリスと、それを手にした者達の迎える破滅と終焉の物語四篇を描いた連作集。
純粋で無知な墓守の青年。
劣等感と承認欲求を抱えた成金貴族の子息。
友人に嫉妬と羨望を抱き不変を望む少女。
身を滅ぼしても芸術の女神を求める画家。そして棺を運ぶ男カロン。
多くの人を狂わせ続けるファムファタル、エリスを巡るゴシックホラー。
某幻想楽団の描いたABYSSを彷彿とさせる作品だった。
ていうかElysionの二次創作だったりしない?と聞きたいくらい酷似してるが大丈夫か?
描かれている内容は違うけどさ。
特に明確に終わりらしい終わりや救いや希望といったものが描かれていないのもゴシックホラーっぽい感じがするような。
謎は解き明かされて終わってほしい人には不向きな作品だと思う。
結局エリスってなんなのよ。
なんで腐らないの?みたいなことは一切触れられないし明らかにされないので。
幻想的な雰囲気ホラーと、物言わぬファムファタルに狂っていく人達の物語を見たいカロン候補者向け。