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未来救済宣言 グローバル危機を越えて
世界が抱える深刻な問題だけではなく、対抗するための手段や方策を可視化するとともに、これまで緩慢にしか進まなかった変化を加速した新型コロナのパンデミック。現実的な根拠をもと...
未来救済宣言 グローバル危機を越えて
未来救済宣言:グローバル危機を越えて
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商品説明
世界が抱える深刻な問題だけではなく、対抗するための手段や方策を可視化するとともに、これまで緩慢にしか進まなかった変化を加速した新型コロナのパンデミック。現実的な根拠をもとに、未来を救済するための解決策を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
サンデル激賞! 新自由主義への弔鐘
新型コロナのパンデミックは、もしそれが起こらなかったら、動き出すのに何十年もかかる流れをたった1年で創り出した。私たちを歴史の変曲点に導いたのだ。この歴史的契機を生かせば、1人ひとりの運命、人類を形づくる潮流を転換できる。
新自由主義を基礎とする現在の支配的な経済モデルは40年にわたり不平等の拡大、極度の貧困、環境破壊を生み出してきた。
しかし、パンデミックが新自由主義への弔鐘を打ち鳴らし、他者にリスクを転嫁する自由市場システムの限界を決定的に浮き彫りにした。民営化・規制緩和・労働組合への攻撃・減税・教育福祉予算削減の時代はようやく終わったのだ。
本書の白眉は、未来の鍵を握るのは中国だとしたところだ。アメリカが単独で世界的な事柄を決定することはもうない。新型コロナは、中国よりもアメリカの経済に大きな打撃を与えたのである。
著者は現在、オックスフォード大学教授(開発学)。これまで、欧州復興開発銀行、OECDで勤務経験があり、南部アフリカ開発銀行総裁、ネルソン・マンデラ大統領顧問、世銀副総裁なども歴任してきた実務家でもある。サンデル激賞の1冊!【商品解説】
目次
- 序論 危機をチャンスに
- 第Ⅰ部 不平等――深刻化する分断の克服
- 第1章 不平等の縮小
- 第2章 若者と老人の連帯
- 第3章 世界規模の貧困克服
- 第4章 すべての人々への仕事の保障
- 第Ⅱ部 放置から関与に向けた介入
- 第5章 共存共栄の経済
- 第6章 よりよきビジネス
- 第7章 奉仕する政府
著者紹介
イアン・ゴールディン
- 略歴
- 〈イアン・ゴールディン〉1955年南アフリカ生まれ。オックスフォード大学で博士号を取得。同大学教授(グローバリゼーション/開発学)。欧州復興開発銀行主任エコノミスト、世銀副総裁等を歴任。
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