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商品説明
フランスの文学者エドモン・ド・ゴンクールが「北斎」をいかに著作したのかを論じ、ジャポニズムの降盛下のフランスで北斎がどのように評価されていったかを追求する。『国文学研究資料館紀要』掲載を改稿、増補。【「TRC MARC」の商品解説】
エドモン・ド・ゴンクール著『北斎』は、著者が古美術商林忠正の助力を得て、北斎に美術史上の評価を与えた、先駆的業績であるが、その評価はいかなるものであったか。筆者の見解は、ゴンクールが、「版画の世紀」と謳われたエッチングを中心とするフランス版画と同じ土俵に北斎を上せ、版画家でもあった弟ジュールとの共著『十八世紀の美術』の延長線に、世界美術史上の類稀なデッサン画家として位置付けたというものである。【商品解説】
目次
- Ⅰ ゴンクール著『北斎』の出版
- 概要
- 諸版
- モノグラフィー叢書とカタログ・レゾネ
- Ⅱ 画家・版画家「peintre‐graveur」
- 『18世紀の美術』
- ヴァトーから北斎へ
- デッサン画家の発見
- 静物画家シャルダン
- Ⅲ 『北斎漫画』との邂逅
著者紹介
鈴木 淳
- 略歴
- 〈鈴木淳〉1947年宮城県生まれ。國學院大學大学院博士課程単位取得満期退学。国文学研究資料館名誉教授。著書に「江戸和学論考」「橘千蔭の研究」など。
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「たゆたえども沈まず」のサブテキスト
2022/11/04 13:08
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
19世紀が終わろうとしていた1896年、フランス自然主義文学の先駆者ゴンクールが「北斎」を刊行した。全頁北斎だらけという、この本はジャパニズムの興隆を不動のものにしたらしい、原田マハ氏の小説「たゆたえども沈まず」で日本の美術商、林忠正の名前は記憶にあった、ゴンクールと林の二人がしめす北斎への情熱が凄まじい