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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/10/24
- 出版社: 吉川弘文館
- サイズ:19cm/203p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-642-05959-6
読割 50
紙の本
足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏 (歴史文化ライブラリー)
著者 谷口 雄太 (著)
室町幕府の支配とは、政治権力体系と儀礼権威体系の両面から成り立っており、足利御三家の吉良・石橋・渋川氏は、儀礼権威体系の中で、足利氏に次ぐ地位を占めていた。斯波氏にもふれ...
足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏 (歴史文化ライブラリー)
足利将軍と御三家
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商品説明
室町幕府の支配とは、政治権力体系と儀礼権威体系の両面から成り立っており、足利御三家の吉良・石橋・渋川氏は、儀礼権威体系の中で、足利氏に次ぐ地位を占めていた。斯波氏にもふれつつ、足利御三家の姿を具体的に紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
将軍家に次ぐ別格の地位を占め、将軍家を支える名族、御三家。従来、権力面で「負け組」とされた足利御三家の吉良・石橋・渋川家(氏)が、儀礼権威体系からみると上位の家格であったことを解明する。御三家と密接に関係した斯波氏にも言及・比較をしつつ、知られざる足利御三家の存在に光を当てる。室町時代を「権威」から読み解く注目の一冊。【商品解説】
目次
- 将軍家と御三家―プロローグ/御三家とは何か(御三家を語る前に〈室町時代の見取り図/東西の境界線/御一家という言葉/史料用語と研究用語〉以下細目略/御三家の基本/御三家の条件)/御三家成立前史(鎌倉期の動向/南北朝期の動向)/確立する御三家(室町期の動向/御三家の意義)/吉良一族の中世(戦国期以前/戦国期の動向)/石橋・渋川一族の中世(石橋氏の場合/渋川氏の場合)/もうひとつの室町時代―エピローグ
著者紹介
谷口 雄太
- 略歴
- 〈谷口雄太〉兵庫県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。青山学院大学文学部准教授。著書に「中世足利氏の血統と権威」「〈武家の王〉足利氏」など。
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紙の本
室町幕府の「御三家」
2023/01/24 19:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
足利将軍の「御三家」ということで、吉良・石橋・渋川氏にプラス斯波氏を加えて紹介した一冊。徳川幕府のごとく将軍家のスペアとして存在し、権威の面では管領家も凌駕した御三家の姿は、室町幕府の新たな一面を見るようで面白い。また関東では御三家の権威が戦国後半まで残ったのに対し、京都の御三家は国人衆よりも下位に置かれたり、早々に滅んでいるのも興味深い。前者は新興勢力故に公方ー管領体制に乗っかる必要があった後北条の弱みの表れか。そして、後者は著者の前著にもあった戦国期の将軍による実力主義に基づく家格破壊が遠因なのか。
紙の本
権威から見た室町時代
2023/09/01 08:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
名族とはされるが政治的な力を失っていた吉良・石橋・渋川の三氏について権威の面から儀礼的には三管領家を凌いでいたなど今までとは違った視点から室町時代を見ていて面白い。三氏および比較として斯波氏の個々の歴史が語られている。権威が高いと見なされていたのはわかったが中央でその権威がどういう役割を果たしていたのか総論もあると良かったと感じた。のちの徳川幕府の御三家にも思想が受け継がれてるかもしれないことが示唆されておりそこも詳しく知りたいと思った。
紙の本
あまり関心がわかなかった
2023/02/26 16:27
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が足利家や御三家が大好き、ということはわかったのですが、ひたすら御三家・斯波氏を追っかけていく本なので、途中で追いかけられなくなりました笑
足利家にも御三家があった、というのが驚きなのですが、ホントに血のスペアだったのかは、その実例がないので判断は難しいですかね・・・