- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/10/28
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/330p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-112203-7
読割 50
紙の本
女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学
古典文学ではあんなに恋愛巧者だったのに、なぜ近現代文学は女心をわからないのか。文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し...
女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学
女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学
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商品説明
古典文学ではあんなに恋愛巧者だったのに、なぜ近現代文学は女心をわからないのか。文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し、日本人の恋愛史を浮かび上がらせる。【「TRC MARC」の商品解説】
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.
ああも女心をわからないのは、なぜ??
古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)
日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。
近現代文学はロマンチックラブとの格闘史だ!
<愛>の在り方が変わった近代。
名作を誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直すと、偉い「文豪」でなく、恋愛下手で頭にもくるけど可愛らしい「男」たちの素顔が見えてくる。
古典文学の超訳で知られる著者だが、最も読み込んできたのは近現代文学。
文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し、日本人の恋愛史まで浮かび上がらせる。
未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。
【目次】
まえがき
第一部 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち
元カノって、忘れなきゃダメですか――『舞姫』
ママの呪縛――『不如帰』
妄想こそはオジサンの生きる道――『蒲団』
第二部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち
大人のこころの謎解き――『こころ』
妖婦は男性によって創られた――『痴人の愛』
男性重視はどうにも隠せない――『ヴィヨンの妻』
女を・棄てた・遠藤周作――『わたしが・棄てた・遠藤周作』
第三部 とことんウザい いつまでも諦めないオトコたち
ロマンチック・ラブという「病」――尾崎紅葉『金色夜叉』
「新しい女」まで後一歩は本当か?――菊池寛『真珠夫人』
ほんとうに怖い恋愛の話――江戸川乱歩『人でなしの恋』
あとがき
参考文献一覧【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一部 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち
- 元カノって、忘れなきゃダメですか――森鴎外『舞姫』(一八九〇年)
- ママの呪縛――徳富蘆花『不如帰』(一八九九年)
- 妄想こそはオジサンの生きる道――田山花袋『蒲団』(一九〇七年)
- 第二部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち
- 大人のこころの謎解き――夏目漱石『こゝろ』(一九一四年)
- 妖婦は男性によって創られた――谷崎潤一郎『痴人の愛』(一九二五年)
- 男性重視はどうにも隠せない――太宰治『ヴィヨンの妻』(一九四七年)
著者紹介
イザベラ・ディオニシオ
- 略歴
- 〈イザベラ・ディオニシオ〉1980年イタリア生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了。イタリア語・英語翻訳者。翻訳プロジェクトマネージャー。
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不器用でも愛おしい
2022/12/02 19:44
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代によって移り変わっていく恋愛観を、日本人ならば誰もが名作文学から紐解いていく試みが斬新です。イタリア人女性ならではの視点、楽しみ方も参考になりました。