- 販売開始日: 2022/10/19
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-529371-3
歴史の屑拾い
著者 藤原 辰史
歴史をどう語るのか。こぼれ落ちた断片の生が、大きな物語に回収されないように。戦争体験者の言葉、大学生への講義、語り手と叙述……。研究者である自身に問いかけながらの試行錯誤...
歴史の屑拾い
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商品説明
歴史をどう語るのか。
こぼれ落ちた断片の生が、大きな物語に回収されないように。
戦争体験者の言葉、大学生への講義、語り手と叙述……。
研究者である自身に問いかけながらの試行錯誤と、思索を綴るエッセイ。
【目次】
プロローグ ぎくしゃくした身振りで
1章 パンデミックの落としもの
2章 戦争体験の現在形
3章 大学生の歴史学
4章 一次史料の呪縛
5章 非人間の歴史学
6章 事件の背景
7章 歴史と文学
エピローグ 偶発を待ち受ける
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新たな歴史書の目指す姿とは
2022/10/26 22:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは面白く一読。著者の目指す具体的な方向性にはよくわからないところもあったが、単なる事実の羅列・分析・構成ではなく、人々の生にこだわり、間接的であってもあり得たかもしれない別の方向性を示し、「魅力的な歴史像を示す」(151頁)という基本的な立ち位置には大いに共感。それらへの挑戦がまさに著者の諸作品であることは論を俟たない。