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紙の本
天下人の日本史 信長、秀吉、家康の知略と戦略 (宝島社新書)
著者 本郷 和人 (著)
能力主義で臣下を重用した天才・信長。大胆な政策実行をしたアイデアマン・秀吉。現状維持で機を待つ大凡人・家康。天下統一を成し遂げた三者三様の特徴を描き出し、「天下」とは何か...
天下人の日本史 信長、秀吉、家康の知略と戦略 (宝島社新書)
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商品説明
能力主義で臣下を重用した天才・信長。大胆な政策実行をしたアイデアマン・秀吉。現状維持で機を待つ大凡人・家康。天下統一を成し遂げた三者三様の特徴を描き出し、「天下」とは何か、ひいては日本という国のかたちを考える。【「TRC MARC」の商品解説】
動乱の戦国時代を勝ち抜き、天下を握った武将たち。歴史上、天下統一を初めて見据えて戦を行った織田信長、信長の後を継いで天下人として統一政権を作った豊臣秀吉、秀吉亡き後、戦国の世を終わらせ太平の世を築いた徳川家康。著者の本郷氏が語る、信長=天才、秀吉=アイディアマン、家康=普通の人といった三者三様の天下人像を描き出すと同時に、「天下」とは何か、ひいては「日本」という「国のかたち」を考える位一冊です。【商品解説】
動乱の戦国時代を勝ち抜き、天下を握った武将たち。歴史上、天下統一を初めて見据えて戦を行った織田信長、信長の後を継いで天下人として統一政権を作った豊臣秀吉、秀吉亡き後、戦国の世を終わらせ太平の世を築いた徳川家康。著者の本郷氏が語る、信長=天才、秀吉=アイディアマン、家康=普通の人といった三者三様の天下人像を描き出すと同時に、「天下」とは何か、ひいては「日本」という「国のかたち」を考える位一冊です。【本の内容】
著者紹介
本郷 和人
- 略歴
- 〈本郷和人〉東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。同編纂所で「大日本史料」第5編の編纂を担当。著書に「新・中世王権論」「権力の日本史」など。
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紙の本
天才・アイデアマン・大凡人
2023/01/02 16:19
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、天下統一を成し遂げた信長、秀吉、家康の三者三様の特徴を簡潔明瞭に解説した内容であり、極めて理解しやすい。以下、その一部を紹介する。◆天下の範囲について、「日本全国」ではなく「京都や京都周辺」を指すという説が歴史学界で、近年有力視されているらしい。著者は戦国時代以前の歴史的背景にも言及して、天下は「日本全国」を指すと結論付けている。◆信長は日本をひとつにする「天下布武」というビジョンを初めて提示したという意味で「天才」的であった。◆信長は才能がある人間を採用した抜擢人事を実践、そのため不満を抱く家臣も多く、生涯、裏切られ続けた。光秀に謀反をおこされなくとも、光秀の代わりが現れたであろう。◆本能寺の変の後、世の秩序は崩壊、アナーキーな状態となった。信長の政権は、ひとつの国としての秩序と体制を盤石にはできていなかった。
◆秀吉の死後は、世の秩序は保たれていた。つまり、豊臣政権では、世の中を治める統治システムが確立されていた。これは、秀吉が行った太閤検地や刀狩りの成果である。◆太閤検地は、ひとつの土地に複数の権利が重なり合う体系を整理、重層的な支配構造を改めた。◆家康は信長のカリスマ性も秀吉のアイデア力も持ち得なかったが、平凡ながらも生涯を通じて、コツコツと学び続ける才能の持ち主であった。
些事ではるが、陸奥の説明で宮城県とすべきところを宮崎県との記述がある。本郷先生、最近とみに著作を量産されているが、少々お疲れでは・・・。