- 販売開始日: 2023/02/01
- 出版社: 笠間書院
- ISBN:978-4-305-70978-3
古典モノ語り
著者 山本 淳子 (著)
争いの舞台装置「牛車」、言えない言葉を託した「扇」、中と外の人の距離感が表れる「御帳台」……。小物から家具、植物など、古典文学には人物の感情や象徴的意味を表現する印象的な...
古典モノ語り
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商品説明
争いの舞台装置「牛車」、言えない言葉を託した「扇」、中と外の人の距離感が表れる「御帳台」……。
小物から家具、植物など、古典文学には人物の感情や象徴的意味を表現する印象的な“モノ”が数多く登場します。
本書ではそうした“モノ”にスポットを当て、古典文学の新しい読み解きかたを提案。
『源氏物語』や『枕草子』などの名作から知る人ぞ知る史料まで、幅広い作品での描写を挙げながら、それらの“モノ”に込められた意味と担った役割を解説します。
章ごとに“モノ”をピックアップしてそれにまつわるエピソードを紹介しているので、古典が苦手な人でも楽しみながら当時の知識を学べます。古典が好きな人にとってはより作品の理解を深め、新しい味わい方を見つけるのにぴったりの1冊です。
目次
- 【目 次】
- はじめに
- 目次
- 本書で登場するモノたち
- 第1章 牛車1 走る
- 第2章 牛車2 争う
- 第3章 築地1 囲む
- 第4章 築地2 呼び込む
- 第5章 橘1 実る
- 第6章 橘2 待つ
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古典の中の「モノ」
2023/03/01 22:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代のモノ(道具や建物、調度品、ペットなどなど)を詳細に解説することで平安文学を大乗する物語や日記随筆などを深堀り。
当時の風俗や考え方、込められた意味などが良くわかります。
身分や男女によって使えるものが違ったり、優雅なイメージの貴族たちが意外にけんかっ早かったり、今とは違う社会性が見えてきて面白い。