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紙の本
山岳捜査 (小学館文庫)
著者 笹本 稜平 (著)
長野県警山岳遭難救助隊の桑崎は、鹿島槍ケ岳の氷河の雪渓、カクネ里で女性の他殺死体を発見する。遺体は収容直前に雪崩に飲み込まれた。桑崎は死体発見の前日、不審な男女3人がカク...
山岳捜査 (小学館文庫)
山岳捜査
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商品説明
長野県警山岳遭難救助隊の桑崎は、鹿島槍ケ岳の氷河の雪渓、カクネ里で女性の他殺死体を発見する。遺体は収容直前に雪崩に飲み込まれた。桑崎は死体発見の前日、不審な男女3人がカクネ里で幕営しているのを目撃していて…。〔2020年刊の加筆改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
警察小説と山岳小説の完璧な融合!
「山はおれたちが護らなければならない聖域だ」
長野県警山岳遭難救助隊に所属する桑崎祐二は、鹿島槍北壁からの下山途中、谷あいに倒れている人物を発見する。すでに死亡していたその女性の首には、索条痕と吉川線があり、他殺死体だと認められた。しかし桑崎らをヘリコプターに収容する直前、雪崩が発生し、死体は飲み込まれてしまう。
桑崎は、死体を発見する前日、同じ場所で不審な三人組を目撃していた。さらに、三月の気温の上がる時期にも関わらず、死体は完全凍結していた。三人組と女性との関係は? なぜ死体は凍ったまま発見されたのか。
吹雪の北アルプスでの壮絶な捜索行。その果てに明かされた真実とは──。
山岳小説と警察小説の面白さを融合した著者新境地の長編ミステリ-。
【編集担当からのおすすめ情報】
複数回映像化された警察小説『越境捜査』『駐在刑事』と、映画化された山岳小説『春を背負って』のハイブリッド!
一昨年急逝した著者による、傑作ミステリー。【商品解説】
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紙の本
秀逸な山岳ミステリー
2023/10/26 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くり坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「天空への回廊」を読んで以来、久々に笹本氏の作品を読ませて戴いた。大好きな北アルプスが舞台であり、読んだ直後に白馬に滞在したので、余韻に浸れて良かった。山の描写も秀逸でリアリティがあり、ミステリーとしても最後まで謎が解けずに一気に読まされた。残念なのは、作者が2021.11に急逝してしまったこと。まだ読んでない作品を、読みたくなった。
紙の本
山を愛する人たち
2023/02/19 17:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
笹本さんの山岳小説は、やはり最高だった。北アルプスや八ヶ岳を舞台に、警察官が捜査をする。山の風景を想像しながら、どんどんのめり込んだ。最後は、親子の誤解が解決したが、悲しい結末に感じた。
電子書籍
贅沢な一冊
2023/10/18 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リオボカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳遭難救助隊に所属する警察官が雪山で遺体を発見するが雪崩によって埋まってしまい、事件捜査に協力することになるという展開で、山岳小説と警察小説が両方楽しめる贅沢な作品です。シリーズ化できたかも、という魅力的な登場人物たちなので著者の急逝が残念です。
紙の本
山岳捜査
2023/07/05 17:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岳と警察ミステリーの合体です。山岳の描き方はさすがです。緊迫感が山が素人の私でもわかったような気になります。合体作は初めてです。これからシリーズにしようと考えていたのでしょう。残念です。読みたかったですね。