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読割 50
紙の本
WALL (角川文庫)
著者 周木 律 (著)
202×年。ロシア人男性が半透明の巨大な壁に触れたとたん「消去」された。「ウォール」と名付けられたそれは、やがて北海道に上陸。徐々に本州、西へと人々を飲み込んでいく。これ...
WALL (角川文庫)
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商品説明
202×年。ロシア人男性が半透明の巨大な壁に触れたとたん「消去」された。「ウォール」と名付けられたそれは、やがて北海道に上陸。徐々に本州、西へと人々を飲み込んでいく。これは自然災害か神の審判か…。【「TRC MARC」の商品解説】
202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていた ロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。不思議に思った二人が手をつないだままその壁に触れたとき、彼らの腕は「消去」した――。触れた人間の肉体のみが消去される「ウォール」と名付けられたこの巨大な壁は、1日に20km程度という遅さながら、やがて北海道に上陸、本州も射程に、徐々に西へと、人々を飲み込んでいく。本土上陸から首都圏到達まで1か月ほどしか猶予はない。真実とデマが入り混じりながら拡散され、日本はパニックに包まれていく。「ウォール」が暗示するものは、人類を奈落に突き落とす自然災害や疫病であり、経済格差によって人々を「分断」するものであり、無慈悲な「神の制裁」であり、極めて「平等な存在」である。唐突に出現したこの得体のしれない凶器に、人間は科学と人智をもって対峙しなくてはいけない。善悪を問わず本性をむき出しにする人間たちをあざ笑うかのような「WALL」。果たして結末は――。著者渾身の書き下ろし。一気読みのパニックSFミステリー。【商品解説】
目次
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- 七月七日
- プロローグ
- 七月九日
- 七月一一日
- 七月一三日
- 七月一四日
- 七月一六日
- 七月一七日
- 七月二〇日
著者紹介
周木 律
- 略歴
- 某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。
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紙の本
WALL
2024/03/23 16:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋上で、南北に連なる巨大な壁が出現し、それに触れた人間は消失してしまう。どうやってこの災難を乗り越えるのか。
ウォールの原理は、難しくてよく理解できなかったが、その異次元性は伝わった。
信じがたいから無かったことにし、後々まで妨害してくる前分科会の委員達。それに比べて、新分科会の判断力、行動力は、気持ち良いくらい明確だった。
あまりに日本狙い撃ち、のような印象があったかな。
電子書籍
触れると人だけが死ぬ壁
2023/08/24 20:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
突如現れた殺人ウォール。
物理攻撃は何も効かず、逃げることしか生き残る術はない。
…こんなとき、私だったらどう動くだろうか。と読みながら自問せずにはいられない
面白そう!スクープだ!と、現場に集まる野次馬共は、確かにやられて消えてしまえばいいと思うけど。
それもまた1つの人生。
それぞれの生き方があって、ギリギリまで戦って覚悟を決めて、強いヒューマンドラマを見ることができる
SF作品として十二分に楽しめた