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商品説明
1ケ月以上の長期育休を取得した男性に焦点を当て、キャリア意識や心理社会的変化などの心理的側面を解明し、男性の育休取得を推進するために企業がとるべき支援について検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
育休を取得した男性は心理的にどのように変わるのか?
育休を取得した男性は周囲からどのように思われているのか?
働く母親は育休を取得する男性をどのように考えているのか?
企業は男性育休をどのように支援し、どのようなメリットを得ているのか?
父親、母親、企業へのインタビュー調査や質問紙調査から、育休を取得した男性の心理や組織内での取得者への支援のあり方、現状の問題点を明らかにし、母親も父親も当たり前に育児ができる社会へ向かうための提言を行う。
「男性の育休を巡っては,制度や職場環境に焦点が当てられやすく,育休を取得する男性の心理的な側面はあまり注目されてこなかった。そこで,本書では,1ヶ月以上の長期育休を取得した男性に焦点を当て,キャリア意識や心理社会的変化などの心理的側面を解明し,男性の育休取得を推進するために企業がとるべき支援について検討する。本書の成果は,育休の取得を躊躇している男性の助けとなり,また,企業に対しては,制度面に加えてどのような心理的支援が必要なのかという示唆を与え,わが国が抱える喫緊の社会的課題に貢献できると考える。」(「はじめに」より)
●著者紹介
尾野裕美(おの ひろみ)
筑波大学人間系准教授。
日本製粉株式会社(現:株式会社ニップン)の人事,株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)のキャリアカウンセラー,株式会社リクルートマネジメントソリューションズの研究員を経て独立し,大学生のキャリア形成支援に従事。その後,横浜商科大学専任講師,明星大学准教授を経て2023年4月より現職。
筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻修了,博士(カウンセリング科学)。
主な著書
『働くひとのキャリア焦燥感――キャリア形成を急ぐ若者の心理の解明』ナカニシヤ出版,2020年(単著)
『産業・組織心理学(シリーズ 心理学と仕事 第11巻)』北大路書房,2017年(共著)
『働くひとの生涯発達心理学――M-GTAによるキャリア研究』晃洋書房,2017年(共著)
【商品解説】
目次
- 序章 先行研究・本書の目的・用語の定義
- 第Ⅰ部 働く父親を対象とした実証的検討
- 第1章 長期育休を取得した男性のキャリア意識はどのように変容するのか?(研究1)
- 第2章 男性の育休はキャリア自律やワークライフバランスにどのように影響するのか?(研究2)
- 第3章 働く父親は長期育休を取得する男性に対してどのようなイメージを抱いているのか?(研究3)
- 第Ⅱ部 働く母親を対象とした実証的検討
- 第4章 夫の育休は働く妻のキャリア自律やワークライフバランスと関連しているのか?(研究4)
- 第5章 働く母親は長期育休を取得する男性に対してどのようなイメージを抱いているのか?(研究5)
- 第Ⅲ部 企業を対象とした実証的検討
- 第6章 企業は男性の育休取得をどのように推進しているのか?(研究6)
著者紹介
尾野 裕美
- 略歴
- 〈尾野裕美〉筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻修了、博士(カウンセリング科学)。同大学人間系准教授。著書に「働くひとのキャリア焦燥感」など。
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