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紙の本
影踏亭の怪談 (創元推理文庫)
著者 大島 清昭 (著)
【ミステリーズ!新人賞(第17回)】僕の姉は怪談作家だ。民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している。異様な姿で昏睡する姉を発見した僕は、姉が霊現象を取材していた旅...
影踏亭の怪談 (創元推理文庫)
影踏亭の怪談
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商品説明
【ミステリーズ!新人賞(第17回)】僕の姉は怪談作家だ。民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している。異様な姿で昏睡する姉を発見した僕は、姉が霊現象を取材していた旅館との関連を疑い調査に赴くが…。常識を超えた恐怖と驚愕が横溢する全4編。【「TRC MARC」の商品解説】
怪談×密室の妙味
超自然vs論理の興奮
その先の衝撃+恐怖
全部最高です。――澤村伊智氏、絶賛
第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか4編を収録
僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この怪現象は、取材中だった旅館〈K亭〉に出没する霊と関連しているのか? 調査のため〈K亭〉こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう――第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。
■目次
「影踏亭の怪談」
「朧(おぼろ)トンネルの怪談」
「ドロドロ坂の怪談」
「冷凍メロンの怪談」【商品解説】
収録作品一覧
影踏亭の怪談 | 9−66 | |
---|---|---|
朧トンネルの怪談 | 67−147 | |
ドロドロ坂の怪談 | 149−220 |
著者紹介
大島 清昭
- 略歴
- 1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪について論考を発表するかたわら、2020年、怪異と謎解きのバランスの新しさを高く評価された「影踏亭の怪談」で第17回ミステリーズ!新人賞を受賞。主な著書に『現代幽霊論』『Jホラーの幽霊研究』『赤虫村の怪談』『地羊鬼の孤独』、共著に〈怪談オウマガドキ学園〉シリーズがある。
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書店員レビュー
ホラーとミステリどちらも一度に楽しみたい方におすすめ
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
怪談作家・呻木叫子(うめききょうこ)が密室の中、両瞼を己の髪で縫い合わされ昏睡状態で発見される。発見者となった呻木の弟はこの怪事件には彼女が取材中の旅館「影踏亭」に出没する霊が関連しているのではないかと手掛かりを求めて調査に出向くが、そこで起きた密室殺人事件にまきこまれてしまう。
この事件、本当に怪異によるものなのか生きている人間による犯行なのか。
現実の事件の描写に交互に差し込まれる「呻木叫子の原稿」で語られる人々の体験した恐怖の語りもあいまって、事件には怪異が絡んでいるとしか思えなくなってしまう。
謎解きの快感とゾクリとおそろしさに震える四篇が収録されている本作。とりわけ四篇目「冷凍メロンの怪談」は冗談のようなタイトルからは想像できない読後感。ぜひ順番に読んで味わってほしい。
すでにシリーズ二作目『赤虫村の怪談』(東京創元社)も刊行されている。
紙の本
オカルト系ホラーと密室ミステリが両立した作品
2023/07/31 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本を図書館で読んでいて、面白かったので文庫を購入。
事件自体は密室トリックで解明されて犯人もいるのだけど、それはそれでマジ怪異も大暴れしているという…。人間怖い…だけでなく、怪異もマジ怖いという、これまでのミステリ+ホラーものとは違う塩梅で成立している。しかも別々の事件だと思っていたら、最後の最後で怪異が繋がっていくという流れは、昨今流行りの実話怪談のレポものを読んでいるようで面白かった。
単行本は2話目を表紙にしていたのだけど、読了するとどこを表紙にしたのか分かる文庫版表紙もすごく良い。
紙の本
ホラーとミステリーを融合させたバランの良さ
2023/10/09 07:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初はホラーストーリーかと思っていましたが、ホラー的なオカルトとミステリーを融合させた形でした。怪談を書くために、過去に取材したルポと自ら体験している現在の様子を交互に展開して、謎の真相に迫るという4つの連続短編集の構成です。どの作品も怪談もそれなりに楽しめ、きっちりとミステリーとして解決できていたため、バランス良く感じ、面白かったです。