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紙の本
水葬 (徳間文庫)
著者 鏑木蓮 (著)
限界集落をテーマにしたフォトエッセイを連載していた婚約者・光一が失踪した。自宅のPCに転送された写真を手がかりに、彼の足取りを追う希美は、光一の元交際相手の優子も失踪して...
水葬 (徳間文庫)
水葬
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商品説明
限界集落をテーマにしたフォトエッセイを連載していた婚約者・光一が失踪した。自宅のPCに転送された写真を手がかりに、彼の足取りを追う希美は、光一の元交際相手の優子も失踪していることを知り…。社会派サスペンス。【「TRC MARC」の商品解説】
惜しまれつつ急逝した、30万部突破のベストセラー
『白砂』の著者による社会派サスペンス!
婚約者の失踪に元恋人の影!?
限界集落の写真に隠された真実とは――
(解説より)
殺人事件を中心に据えたミステリーの中で、生命の重さや生きることの意味を問い直す――そこに鏑木蓮の作家魂が込められていた。(中略)
本書の最後に待っているのは、実に意外な、かつ衝撃的な真相である。
――小梛治宣氏(文芸評論家)
初井希美は婚約者の千住光一を待っていた。母と父代わりの伯父に会わせるためだ。
だが光一は現れず、そのまま行方不明に。
光一が連載していた限界集落をテーマにしたフォトエッセイの写真を手がかりに、
希美は島根へ向かう。
そこに光一の妹から、彼の元交際相手も失踪しているという知らせが。
二人は一緒なのか?
怒りと悲しみが交錯しつつも希美は光一の足跡を追う。
彼女を待ち受けていた衝撃の真実とは?【商品解説】
ベストセラー『白砂』の乱歩賞作家が放つ社会派サスペンス! 婚約者が元恋人と失踪!? 残された限界集落の写真は何を語る?【本の内容】
著者紹介
鏑木蓮
- 略歴
- 1961年京都市生まれ。塾講師、教材出版社、広告代理店などを経て、92年、コピーライターとして独立する。2004年、立教学院創立130周年記念行事「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」企画の一環として創設された第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を短編ミステリー「黒い鶴」で受賞。06年「東京ダモイ」で第52回江戸川乱歩賞を受賞。13年刊行の文庫『白砂』が話題になり、28万部突破のベストセラーとなる。他の著書に『見えない鎖』『炎罪』『疑薬』『喪失』『残心』「京都思い出探偵ファイル」シリーズなどがある。2023年逝去。
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紙の本
単なる事件物を超越した人の生き方ミステリーの秀作。
2024/01/26 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単なる事件物を超越した人の生き方ミステリーの秀作。恋愛ミステリーを予感させる初盤。中盤で俄かにきな臭さ(公害絡み)が漂いだす。更に、戦災孤児として苦難の人生を生き抜いた男の限界集落再生構想が絡み厚みを増した展開に。衝撃的結末はある意味では悪人が存在しない悲劇であるがゆえに一抹の悲哀を感じざるを得ない。単なる事件物・ミステリーの枠を超えた人生物語、生き方の物語に仕上がっている。
婚約者を失った女性、兄を失った女性、元彼氏を殺した女性、良かれと思って犯人女性を幇助した社長、夫々が人生の大きな転機に直面せざるを得ない結末だが、著者はその中に新たな萌芽、新たな人生の歩みを期待してるように見える。いや、これは悪意なき食い違いが生んだ悲劇と感じる一読者としての感傷的願望ですね。
紙の本
一気に…
2023/07/09 18:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての作家さんでしたが、惹き込まれて一気に読み進めてしまいました。
どうなることやらと思っていましたが、最終的には裏切られていなくてホッとしました。
紙の本
水葬
2023/08/19 18:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん、誰にも感情移入できなかった。
希美は徳蔵の手記に心奪われすぎだし、美彩はキツいし、優子はイメージと行動が違いすぎるし。
徳蔵の手記は、それだけでひとつの作品になるくらい、濃いストーリーだった。手記の存在が大き過ぎて、本編がちょっと霞んでしまった印象だった。