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紙の本
青天 包判官事件簿 (中公文庫)
著者 井上祐美子 (著)
宋代、端州の知事・包希仁は、20代で科挙に合格した秀才だが、どこか抜けた青年。しかし州内で起きたある事件をきっかけに…。「包青天」と謳われた中国史上屈指の名判官の活躍を描...
青天 包判官事件簿 (中公文庫)
青天 包判官事件簿
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商品説明
宋代、端州の知事・包希仁は、20代で科挙に合格した秀才だが、どこか抜けた青年。しかし州内で起きたある事件をきっかけに…。「包青天」と謳われた中国史上屈指の名判官の活躍を描く、中華ミステリ連作短篇集。【「TRC MARC」の商品解説】
宋代、瑞州の新任知事・包希仁は、二十代で科挙に合格した秀才でありながらどこか抜けた人柄の持ち主。任官当初はその資質を疑問視していた世話係・孫懐徳であったが、州内で「生きた牛の舌を切り取られる」という事件が起こり――(「雪冤記」)。清廉潔白、裁きは公平。晴れ渡った空の如し。「包青天」と市民から慕われた中国史上屈指の人気を誇る名判官の活躍を描く連作短篇集。【商品解説】
収録作品一覧
雪冤記 | 9−84 | |
---|---|---|
赤心 | 85−123 | |
紅恋記 | 125−195 |
著者紹介
井上祐美子
- 略歴
- 井上祐美子
姫路市生まれ。神戸大卒。『長安異神伝』『桃花源奇譚』
などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。『五王戦国志』『非花』『海東青 摂政王ドルゴン』『臨安水滸伝』『公主帰還』『紅顔』『朱唇』『青天 包判官事件簿』ほか著作多数。
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書店員レビュー
中国時代物、ミステリがお好きな方に
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
中国・宋の時代を舞台に描かれるミステリ短編集。
謎を解くのは清廉潔白、裁きは公平、晴れ渡った空の如し。「包青天」と謳われる名判官。中国では庶民の味方として長く親しまれている。日本でいう水戸黄門や遠山の金さんのような人物。
宋の国土の南端に位置する端州(たんしゅう)に赴任したばかりの知事・包拯(ほうじょう)、字を希仁(きじん)という。三十代半ばとまだ若く、身につける服も質素、言葉遣いも丁重で威厳には欠けるが仕事ぶりは真面目。時々不注意から墨で書類を汚したり仕事の合間にぼんやりしているのはご愛敬。そんな評価をしていた役所での世話係・孫懐徳(そんかいとく)だが「生きた牛の舌が切り取られる」事件をきっかけに新しい知事の厄介な一面も知ることになる。
舞台は宋代の中国なれど、その時代や地方の特色も分かりやすく描かれている。古代中国の知識に不安があっても楽しめるので中国時代物がお好きな方はもちろんミステリ好きな方にもおすすめの一冊。
紙の本
中華ミステリー
2023/12/20 17:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
清廉潔白、裁きは公平と、包青天と謳われた宋代の名判官を主人公としたミステリー。歴史ファンタジーかもしれないが。治世下で起きる事件を、真面目に解き明かそうとする姿が少しおかしいが、清廉さはとても好ましい。庶民のために語り継がれた中国の物語が、キャラクターを変えて、エンターテインメントとなった。