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紙の本
古代日本の宮都を歩く (ちくま新書)
著者 村井 康彦 (著)
よく知られるように平城京・平安京以外にも、古代には数多くの宮都があった。長年、古代の宮都を訪ね歩いてきた歴史家が、過去の景観と現在を比較し、文献史料を再検討し、宮都の知ら...
古代日本の宮都を歩く (ちくま新書)
古代日本の宮都を歩く
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商品説明
よく知られるように平城京・平安京以外にも、古代には数多くの宮都があった。長年、古代の宮都を訪ね歩いてきた歴史家が、過去の景観と現在を比較し、文献史料を再検討し、宮都の知られざる事実を掘り起こす。【「TRC MARC」の商品解説】
飛鳥京から平安京まで、王宮が遷都と造都を繰り返したのはなぜだったのか。歴史家が自ら現地を歩き、文献史料を再検討し、宮都の知られざる事実を掘り起こす。
飛鳥の宮、難波宮、大津宮、藤原京、平城京から
恭仁京、紫香楽宮、長岡京、平安京へ――
王権の中枢をたどり
この国の歴史の本質に迫る
【商品解説】
飛鳥京から平安京まで、王宮が遷都と造都を繰り返したのはなぜか。歴史家が現地を歩き、史料を再検討。知られざる事実を掘り起こす。【本の内容】
目次
- はじめに
- 序 章 峠の文明開化
- 第一章 宮都の原郷
- 1 近親結婚の思惑――皇祖母尊の時代
- 2 飛鳥の「田身嶺」
- 3 真神原の宮処
- 第二章 遷都の条件
著者紹介
村井 康彦
- 略歴
- 〈村井康彦〉山口県生まれ。京都大学文学部大学院博士課程修了。専攻は日本古代史・中世史。国際日本文化研究センター名誉教授。滋賀県立大学名誉教授。著書に「出雲と大和」など。
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紙の本
碩学の心意気
2023/12/04 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木曽の仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怠け者の小生いたずらに馬齢を重ね、年が変われば後期高齢者と呼ばれることになりました、恥ずかしいです。で、この年に至るまで何をしてきたのかというと、身の程もわきまえず高校で日本の古典を講じて糊口をしのいで参りました、おお恥ずかし。
その間この本の著者村井康彦先生のお書きになられたものは随分参考にさせて頂きました。『平安貴族の世界』などは本当にお世話になったものです。その先生が新刊を出されたというのでまた吃驚、お生まれは1930年ですよ。
本の内容については控えて、先生の姿勢について一言申します。まずこのお年になられても学問に対する真摯な姿勢がいささかも揺らいでいない、ということ。新刊の話題は大和の政権がいくつも作った宮都(明日香とか紫香楽とか近江とか平城とか)についてですが、通説に安易に寄りかからない、そのために史料を徹底的に読み込む、現場に行ってみる、という態度を貫いておられます。後書きに書いてありますが、書中のほとんどの写真は今回の本のためにご自分で撮影されたとのこと。二上山に登れなかったのが残念だとも書いておられます。驚くべき若さと積極性ですね。今年は2023年、先生93歳!誠に吾が身を顧みてさらに恥ずかしい限りであります。
人生百年時代といわれるようになりましたが、ぼうーっと生きてんじゃあねえよ!と毒づくチコちゃんのお怒りに触れぬよう小生も努力しなければとつくづく思った次第です。先生は後書きの中で馬齢を重ねてきた(私は午年生まれ)とさりげないユーモアまで織り込んでおられて、碩学の余裕には本当になかいません。小生は先生に遅れること19年の丑年うまれ、高村光太郎にならって牛歩で参りたいと存じます。
紙の本
古代史
2023/12/03 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代日本の都について、興味深く読むことができました。奈良、京都だけでなく、対象が幅広く、おもしろかったです。
紙の本
遷都の条件とは
2023/11/02 13:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
飛鳥川原宮、朝倉橘広庭宮、近江大津宮、飛鳥浄御原宮、藤原宮、平城京、恭仁京、紫香楽宮、平城京、長岡京、平安京、今でも当時を偲ぶことができる古都もありますが、教科書でしか名前を知ることができない都もあります、いろいろと新しいことを教えてくれる本でした