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紙の本
大奥の御幽筆 2 永遠に願う恋桜 (ことのは文庫)
著者 菊川 あすか (著)
大奥で怪事を解決し、記録に残す「御幽筆」という特別なお役目を与えられた里沙。亡霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚えるが、佐之介の存在はどんどん大きくなって…...
大奥の御幽筆 2 永遠に願う恋桜 (ことのは文庫)
大奥の御幽筆 ~永遠に願う恋桜~
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商品説明
大奥で怪事を解決し、記録に残す「御幽筆」という特別なお役目を与えられた里沙。亡霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚えるが、佐之介の存在はどんどん大きくなって…。『魔法のiらんど』掲載に加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
侍の亡霊、佐之介とともに御火の番の亡霊騒ぎを解決し、霊視の力が認められた里沙。
その功績により、大奥で亡霊による怪事を解決し、記録に残す「御幽筆」という
特別なお役目を与えられるが、その傍らにはいつも佐之介の姿があった。
男子禁制の大奥で、幽霊とはいえ佐之介とともに行動することに戸惑いを覚える里沙。
しかし、彼女の中で佐之介の存在はどんどん大きくなっていくようで――。
大奥に現れた新たな亡霊は菓子職人!?
亡霊の抱く悲恋の行方に里沙はある行動に出る――。【商品解説】
霊視の力が認められ、大奥で亡霊騒ぎを調査する「御幽筆」となった里沙の次なる騒動は?大奥を舞台とした感動のお江戸小説第2弾!【本の内容】
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紙の本
第2弾
2023/10/20 20:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
霊視能力を認められ大奥の「御幽筆」になった里沙が、ボディーガードの亡霊・佐之介と共に、彷徨える霊を見送る時代ファンタジー第2弾。
前作に続き、命を扱う作品に不可欠な「儚さ」がこれでもかと詰まった続編。
連作短編でさくさくと何件も解決するのではなく、たっぷり一冊使って一人を見送る。閉鎖された「大奥」という空間と亡霊とで一筋縄ではいかない設定が効いて、長さを感じさせず、自然と感情移入できてとても良かった。いつの時代も複雑な感情を持ち合わせている人間の、純粋さ故の希望と絶望。人の心が生み出す対照的な感情との向き合い方を、ゆっくりと丁寧に教えてくれる作品。
穏やかで温かな空気も前作から引き継がれているが、本作は翳りが足され、広さと深さがぐんと増した。
新たな問題、少しずつ取り戻される佐之介の記憶、里沙の想い、二人の距離感と、本作の亡霊事件とは別件でも見どころ山盛り。美味しそうな和菓子も出てきて満腹の一冊
電子書籍
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2024/02/23 23:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡霊が見えるせいで家族に見捨てられたも同然な境遇でありながら、自分を受け入れてくれた居場所である大奥で亡霊絡みの出来事を解決する御幽筆として、亡霊の佐之介と共に行動する奥女中お里沙の物語第二弾。
前回は亡霊が出てくるのに怖くないむしろ泣ける心霊ものという意外性があったが、今作もまた怖くない心霊ものを描きながら、生者と亡者という決して相容れない同士の切なさがとても良かった。
次作以降へ続くだろう伏線やら不穏さもありつつ、佐之介絡みの進展もあって次巻が気になる。
新キャラも個性強い。