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紙の本
おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)
著者 大崎 梢 (著),近藤 史恵 (著),篠田 真由美 (著),柴田 よしき (著),新津 きよみ (著),松村 比呂美 (著),三上 延 (著),アミの会 (編)
祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会い…。「もしも神様に会えたなら」をはじめ、旅×グルメの幸せが詰ま...
おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)
おいしい旅 しあわせ編
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商品説明
祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会い…。「もしも神様に会えたなら」をはじめ、旅×グルメの幸せが詰まった全7編を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会う(「もしも神様に会えたなら」)。
幼い頃に引っ越し、生まれ故郷の記憶はまるでない。両親の思い出話を頼りに故郷をめぐる旅に出るが……(「失われた甘い時を求めて」)。
心ときめく景色や極上グルメとの出会い。旅ならではの様々な「幸せ」がたっぷり詰まった7編を収録。読めば旅に出たくなる、実力派作家7名による文庫オリジナルアンソロジー第3弾!【商品解説】
目次
- 「もしも神様に会えたなら」大崎梢
- 「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
- 「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
- 「夢よりも甘く」篠田真由美
- 「旅の理由」松村比呂美
- 「美味しいということは」三上延
- 「オーロラが見られなくても」近藤史恵
収録作品一覧
もしも神様に会えたなら | 大崎梢 著 | 5−42 |
---|---|---|
失われた甘い時を求めて | 新津きよみ 著 | 43−74 |
夕日と奥さんのお話 | 柴田よしき 著 | 75−120 |
著者紹介
大崎 梢
- 略歴
- 東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』『27
000冊ガーデン』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。
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浜崎の奥さんって
2023/12/27 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
検索しちゃったよ。
美味しいんだろうなあ。
ほっき丼も食べてみたい。
アイスランドの食べ物が美味しいっていうのは意外な感じ。
電子書籍
旅とおいしいもの
2024/03/19 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかに、旅行してそのご当地グルメは、ぜひ食べてみたいですが…この短編集は、それぞれ旅行&おいしいもの&エピソードの3点セットです。個人的には、石垣島の話、ラストがよかったです。こういうこと…だったんですね。
紙の本
旅の目的
2024/03/17 20:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
七つの旅のアンソロジーです。
最初の旅は小学五年生のモトという男の子が伊勢参りをする話だった。
一緒に行くはずだった祖母がどうしても待ち合わせ場所の名古屋駅に来れなくなってしまい、「じゃあひとりでお参りしてくる」と快速みえに飛び乗った。
伊勢まで来ると同い年のイズミ君と知り合って一緒に伊勢神宮のお参りをしたり食べ歩きをしたりで楽しそうだ。
伊勢うどんはあまり美味しくはないというのは覚えていて損はないが、それでも初めて行ったら一度は食べてみるだろう。
子供の頃の冒険のような旅だった。
印象に残った話は「夕日と奥さんのお話」だ。
四十八歳の主人公は子育てを終えた主婦、できちゃった結婚した夫とは特に大きな波風もない結婚生活だったが、離婚問題が持ち上がっていた。
傷心旅行というわけでもないが、前から行って見たかった石垣島へひとり旅をして自分自身と夫婦の関係を見つめ直します。
石垣島ってきれいな海の南の島というイメージですが、下手に石垣島に行くより海外ビーチの方が安いので行こうと思ったことはない。
だが底地ビーチの夕日と地元の高級魚だという「浜崎の奥さんのマース煮」の話を読んで、石垣島に行きたくなった。
あのビブリア古書堂シリーズの作者の作品もありました。
「美味しいということは」というタイトルですが、五十過ぎの主人公がまだ十五歳だったころの祖母との思い出だ。
高校受験が終わってゲームソフトを買いに新宿に行きたいと少年だった主人公が言い出した時、最近家の近くに引っ越してきた祖母が付き添うと言ってくれた。
母親と祖母は実の親子だったが目も合わさないくらい仲が悪かったおかげで主人公と祖母もまともに会話したことはない。
それでもゲーム欲しさに祖母と小田原から新宿へ向かい、祖母の行きたかったお店を食べ歩くという話だ。
新宿のロールキャベツが名物の洋食屋は「アカシア」だなとか、銀座のビアホールはきっと「ライオン」だろうなと思いながら読めたので楽しかった。
おいしい旅というテーマに沿いつつ親子の葛藤という永遠のテーマを仄めかすような話だった。
他にもアイスランドへの旅やヴェネツィアへの旅、そして信州松本や三沢の漁港での話と盛りだくさんだ。
どんな旅にも発見があり目的がある。
たとえ「ホッキ貝が食べたい」と思うのだって立派な理由だが、次はどこに旅しようと計画を練りたくなる話だった。