紙の本
浜崎の奥さんって
2023/12/27 11:10
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
検索しちゃったよ。
美味しいんだろうなあ。
ほっき丼も食べてみたい。
アイスランドの食べ物が美味しいっていうのは意外な感じ。
電子書籍
旅とおいしいもの
2024/03/19 20:17
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかに、旅行してそのご当地グルメは、ぜひ食べてみたいですが…この短編集は、それぞれ旅行&おいしいもの&エピソードの3点セットです。個人的には、石垣島の話、ラストがよかったです。こういうこと…だったんですね。
紙の本
旅の目的
2024/03/17 20:47
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投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
七つの旅のアンソロジーです。
最初の旅は小学五年生のモトという男の子が伊勢参りをする話だった。
一緒に行くはずだった祖母がどうしても待ち合わせ場所の名古屋駅に来れなくなってしまい、「じゃあひとりでお参りしてくる」と快速みえに飛び乗った。
伊勢まで来ると同い年のイズミ君と知り合って一緒に伊勢神宮のお参りをしたり食べ歩きをしたりで楽しそうだ。
伊勢うどんはあまり美味しくはないというのは覚えていて損はないが、それでも初めて行ったら一度は食べてみるだろう。
子供の頃の冒険のような旅だった。
印象に残った話は「夕日と奥さんのお話」だ。
四十八歳の主人公は子育てを終えた主婦、できちゃった結婚した夫とは特に大きな波風もない結婚生活だったが、離婚問題が持ち上がっていた。
傷心旅行というわけでもないが、前から行って見たかった石垣島へひとり旅をして自分自身と夫婦の関係を見つめ直します。
石垣島ってきれいな海の南の島というイメージですが、下手に石垣島に行くより海外ビーチの方が安いので行こうと思ったことはない。
だが底地ビーチの夕日と地元の高級魚だという「浜崎の奥さんのマース煮」の話を読んで、石垣島に行きたくなった。
あのビブリア古書堂シリーズの作者の作品もありました。
「美味しいということは」というタイトルですが、五十過ぎの主人公がまだ十五歳だったころの祖母との思い出だ。
高校受験が終わってゲームソフトを買いに新宿に行きたいと少年だった主人公が言い出した時、最近家の近くに引っ越してきた祖母が付き添うと言ってくれた。
母親と祖母は実の親子だったが目も合わさないくらい仲が悪かったおかげで主人公と祖母もまともに会話したことはない。
それでもゲーム欲しさに祖母と小田原から新宿へ向かい、祖母の行きたかったお店を食べ歩くという話だ。
新宿のロールキャベツが名物の洋食屋は「アカシア」だなとか、銀座のビアホールはきっと「ライオン」だろうなと思いながら読めたので楽しかった。
おいしい旅というテーマに沿いつつ親子の葛藤という永遠のテーマを仄めかすような話だった。
他にもアイスランドへの旅やヴェネツィアへの旅、そして信州松本や三沢の漁港での話と盛りだくさんだ。
どんな旅にも発見があり目的がある。
たとえ「ホッキ貝が食べたい」と思うのだって立派な理由だが、次はどこに旅しようと計画を練りたくなる話だった。
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全体的に少しビターテイストなアンソロジーでした。
お気に入りは柴田さんの「夕日と奥さんのお話」
突然旦那さんが実家の田舎に早期退職して終の住処としたいと言い出した。反対すると、自分に有利な条件で離婚を言い渡されて…
浮気をされたわけでもなく、価値観の違いが生じてしまったけれど、石垣島への旅で和解の道が開けたのは救いでした。
旦那さんの言っていた石垣島の「浜崎の奥さん」の正体がビックリでした。
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おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。
このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。
1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。
時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった。
柴田よしきさん、近藤史恵さんも安定の面白さ。
新津きよみさんもよかった。でも、どこかに落とし穴があるかもと身構えながら読んでいたけどw
(仮)のとれたアミの会、今後も大いに期待。
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旅先で美味しい体験を一緒に味わっている感覚が楽しい。人との出会いが大切だと解る本。いつの日か、同じような旅に出たい。
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読みに行くいものは飛ばして。
海外の内容も多かった。
個人的には国内の短編が読みやすい。
食べ物はハンバーグ、サンドイッチとか
挟まれる系が多かったかも
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旅と美味しいものを綴ったアンソロジーしあわせ編
前回2作が良くて期待値が高かったせいか、あまり心を掴まれる物語はなかった
幸せの形や感じ方は人それぞれで、前作のような「初めて」や「思い出」より抽象的なテーマのせいか、これって幸せ編だよね?と自問してしまう物語もあり、読後感は微妙
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どの旅もおいしそうで、たのしそう。
でも最期のアイスランドの旅は自分の介護の経験も重なって少しつらかったかなぁ。
介護をしていない人間は口だけは出すものですからねぇ。
いろいろ思うことありの最後の一遍でした。
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間違いなくしあわせなお話だよね。
友達を得たり、実は想い人はもうすぐそばにいたり
離婚危機の夫婦の糸をつないだり…
切ないお話としては切れない運命に
翻弄された女性たちが出てくる
『夢よりも甘く』かな。
結構不幸が続くんだけれども
それはあることのせいで…
これは私も受けている宿命だから
痛いほどわかる。
まあ精一杯私は抗ってるけどな。
それでもいやというほど因果は感じるときもある…
あとは最後の作品ね。
ヤングケアラーとして生きた女性のお話。
結局オーロラは見られなかったけど
それぞれに傷を負ったけど明るい
女性二人に出会えたこと。
そしておいしい食に出会えたこと。
しあわせだよな。
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ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。
他5作
・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。
・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。
・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。
・旅での事故で旅の理由を忘れてしまったお話。佳佑のYouTube気になる...
・祖母と二人東京の食べ歩き旅。本当に美味しいというのはその味を忘れないということ、と祖母に教えられ、大人になった今、その事を息子に教えてる最後の場面がよかった。物語に出てくるビアホールはライオンかな?あそこ美味しかったな。また行きたいな。
・アイスランドで出会った女性とご飯を食べるお話。主人公の境遇が壮絶すぎて、ちょっと悲しかった。
タイトルのとおり、オーロラは見えなくてもこの旅がご褒美となって良かった。
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これを読むと旅に出たくなる。
そして、美味しいものを食べたいって思う。
コロナ禍で、すっかり出不精になってしまって、旅支度するのも億劫なんだけど、あとどのくらい好きなものや珍しいものを食べられるかわからないと思うと動かなきゃという気持ちになった。
「もし神様にあえたなら」祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参りに小5の少年が、同じ学年の男の子と知り合って…。
伊勢うどんは、この少年と同じ反応だったことを思い出した。讃岐うどんで育った私には、全く別物のうどんだったから。
「失われた甘い時を求めて」3歳までの記憶って、母親から聞いたことしかわからないけれど、31年ぶりに松本市で自分探しツアーをする。
マサムラのシュークリームに同じ年の男の子との思い出。
もっと、先を読みたいと思ってしまった。
「夕日と奥さんのお話」48歳で、離婚話が浮上しもやもやした気持ちのまま、石垣島にひとり旅行へ。
底地ビーチのサンセットに心奪われ、浜崎の奧さんは最高だとわかり、お互いに心を動かされるものが何であるかの違いに気づいた。
子どもが言う、人生はあっという間。気がついたら、高齢者だから。やりたいことはやっちゃわないと損。
そうなのだ。
「夢よりも甘く」祖母の話は夢物語だったのか…。ひとりでヴェネツィアに来たけれど。祖母の話と現実は、かけ離れていてバラもチョコラータも幻のよう。
「旅の理由」旅先でのアクシデントで、ここはどこ?の状態の中、青森県三沢市だと。
頭を打って病院へ運ばれる最中に母へ電話。
旅の楽しみは、母へと…。
最後にわかったのは、ほっき丼が食べたくてここへ来たこと。
「美味しいということは」祖母と出かけたのは15歳のとき。新宿までの特急で崎陽軒のシウマイを食べ、目当てのドラクエIIIを手に入れたあと、今度は祖母の食べ歩きに付き合う。ポークカレーにベーコンエッグ、ロールキャベツ。祖母は半分以上を僕に分ける。プランセスケーキでお茶して、夜には焼きソーセージと牛肉の煮込み、ナポリタン。
美味しいっていうのは、いつまでもその味を忘れないってことだと祖母に教えてもらった。
今度は、子どもに…。
もう、たくさんは食べられないから…というのわかるなぁ。
「オーロラが見られなくても」介護生活で、まともに働くこともなく、海外旅行は二十年ぶり。
30代半ばの美しい女性といっしょになり、彼女と話しているうちにちょっと前向きな気持ちになり、いっしょに食べるとより美味しそうに感じてしまう。
ホットドッグ、ハンバーガー、フライドポテト。
パンがおいしいのかな。やけにパンばかり出てきてたような…。
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旅行とご飯を話を掛け合わせた短篇集
印象に残っている話は、ヴェネツィアに思い出探しにいく話、おばあちゃんの思い出話を巡り探すが、実際のところ、、、
読んでいて、どこか旅行に行きたい気持ちになりました。
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おいしい旅シリーズは疑似旅行している
みたいで読んでいて楽しいし
いったことがあるところでは自分も旅している
みたいでそこがまた楽しいし美味しい!
『夕日と奥さんのお話』のオチに
あぁ~やっぱりそうかと思ったけど、
そういった聞いたらわかる事ですら
聞かない夫婦がお互い色々と覚めちゃって
離婚しちゃうんだろうなぁ。だから夫婦って
お互いのことを知るって大事なんだなぁ~
なんて当然のことなんですが改めて
思いました。まぁそれって夫婦間に関わらず
人間関係にも当てはまるもんですよね。
『美味しいということは』のなかで
卓郎とお婆さんの会話の中で出てくる
「美味しいということは」の問いかけの答えの
「いつまでも、その味をわすれないって
ことなんだ」にすごく納得した。たしかに
美味しいと思うことなんて多々あるけど
忘れないほどに記憶に残っている美味しいは
今思い出してもほんとに美味しいと
思えるものでした。そしてその味を食べたいと
思った時に限ってその食べたいお店が
なくなってたりするんでこれからは
思った時には面倒くさらずに食べに行こう。
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旅の醍醐味は、おいしい食べ物だと改めて思わせてくれるようないいお話ばかりでした。
一番食べてみたいと思ったのは、「もしも神様に会えたなら」の“伊勢うどん”。関西住みだけど、食べたことなかった。主人公の少年2人が“優しい気配り”で表現した味を食べてみたいと思いました。
話が好きだったのは、「旅の理由」。主人公の青年がすごく良かった。
「美味しいということは」では、主人公の祖母の、“美味しいということは、いつまでもその味を忘れないってことなんだ”という言葉にぐっときました。今まで味わった忘れられない味を大切にしていきたいし、これからも忘れられない味を増やしていけたらいいな。