商品説明
祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会う(「もしも神様に会えたなら」)。幼い頃に引っ越し、生まれ故郷の記憶はまるでない。両親の思い出話を頼りに故郷をめぐる旅に出るが・・・・・・(「失われた甘い時を求めて」)。心ときめく景色や極上グルメとの出会い。旅ならではの様々な「幸せ」がたっぷり詰まった7編を収録。読めば旅に出たくなる、実力派作家7名による文庫オリジナルアンソロジー第3弾!
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浜崎の奥さんって
2023/12/27 11:10
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
検索しちゃったよ。
美味しいんだろうなあ。
ほっき丼も食べてみたい。
アイスランドの食べ物が美味しいっていうのは意外な感じ。
想い出編のほうが
2025/01/06 18:41
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
2冊の本からなる「おいしい旅」であるが、前編の「想い出編」のほうが良かったかな。いかにもわざとらしい設定だったり、料理と家族関係がうまく融合していなかったりした作品があった。ただどのお話も登場する料理やお菓子は美味しそうである。
期待はずれ
2024/11/24 15:07
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投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の「オーロラが見られなくても」以外は面白くなかった。
祖母と母の確執という設定がかぶっていたり、嘘っぽい展開だったりして、どの話も期待していた内容ではなかった。
近藤史恵さんは、この手の話はさすが。無駄のない文章で、景色も食べ物も登場人物の心理も、過不足なく表現している。
アイスランドに興味が湧いた。
美味しいとはどういうこと?
2024/05/02 14:18
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ楽しむ旅行ではなく、切ない記憶や思い出が絡んだ旅のお話。
タイトル通り美味しそうなものがたくさん出てきて、どれも食べてみたくなる。
旅とおいしいもの
2024/03/19 20:17
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかに、旅行してそのご当地グルメは、ぜひ食べてみたいですが…この短編集は、それぞれ旅行&おいしいもの&エピソードの3点セットです。個人的には、石垣島の話、ラストがよかったです。こういうこと…だったんですね。
旅の目的
2024/03/17 20:47
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投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
七つの旅のアンソロジーです。
最初の旅は小学五年生のモトという男の子が伊勢参りをする話だった。
一緒に行くはずだった祖母がどうしても待ち合わせ場所の名古屋駅に来れなくなってしまい、「じゃあひとりでお参りしてくる」と快速みえに飛び乗った。
伊勢まで来ると同い年のイズミ君と知り合って一緒に伊勢神宮のお参りをしたり食べ歩きをしたりで楽しそうだ。
伊勢うどんはあまり美味しくはないというのは覚えていて損はないが、それでも初めて行ったら一度は食べてみるだろう。
子供の頃の冒険のような旅だった。
印象に残った話は「夕日と奥さんのお話」だ。
四十八歳の主人公は子育てを終えた主婦、できちゃった結婚した夫とは特に大きな波風もない結婚生活だったが、離婚問題が持ち上がっていた。
傷心旅行というわけでもないが、前から行って見たかった石垣島へひとり旅をして自分自身と夫婦の関係を見つめ直します。
石垣島ってきれいな海の南の島というイメージですが、下手に石垣島に行くより海外ビーチの方が安いので行こうと思ったことはない。
だが底地ビーチの夕日と地元の高級魚だという「浜崎の奥さんのマース煮」の話を読んで、石垣島に行きたくなった。
あのビブリア古書堂シリーズの作者の作品もありました。
「美味しいということは」というタイトルですが、五十過ぎの主人公がまだ十五歳だったころの祖母との思い出だ。
高校受験が終わってゲームソフトを買いに新宿に行きたいと少年だった主人公が言い出した時、最近家の近くに引っ越してきた祖母が付き添うと言ってくれた。
母親と祖母は実の親子だったが目も合わさないくらい仲が悪かったおかげで主人公と祖母もまともに会話したことはない。
それでもゲーム欲しさに祖母と小田原から新宿へ向かい、祖母の行きたかったお店を食べ歩くという話だ。
新宿のロールキャベツが名物の洋食屋は「アカシア」だなとか、銀座のビアホールはきっと「ライオン」だろうなと思いながら読めたので楽しかった。
おいしい旅というテーマに沿いつつ親子の葛藤という永遠のテーマを仄めかすような話だった。
他にもアイスランドへの旅やヴェネツィアへの旅、そして信州松本や三沢の漁港での話と盛りだくさんだ。
どんな旅にも発見があり目的がある。
たとえ「ホッキ貝が食べたい」と思うのだって立派な理由だが、次はどこに旅しようと計画を練りたくなる話だった。