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紙の本
武家か天皇か 中世の選択 (朝日選書)
著者 関 幸彦 (著)
内乱期・中世が胚胎させた2つの分立王朝「東西朝」と「南北朝」に、武家はどう対峙したか。12世紀末と14世紀の2つの内乱期を取り上げ、当該期の天皇及び武家の実相について、「...
武家か天皇か 中世の選択 (朝日選書)
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商品説明
内乱期・中世が胚胎させた2つの分立王朝「東西朝」と「南北朝」に、武家はどう対峙したか。12世紀末と14世紀の2つの内乱期を取り上げ、当該期の天皇及び武家の実相について、「王威」「武威」をキーワードに検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
正統たる天皇“与党”に挑んだ
“体制内野党”武家の戦略とは?
「奪ったのか」「委ねられたのか」????
わが国の中世が選択した権力システムの行方
日本の中世は、武家の権力体を創出させたことで特異なシステムを創り、その後の歴史を規定した。天皇と武家の両者が権威と権力を分掌する補完関係を形成????その武家の権力機関は「幕府」と呼称される。
東アジアにあって、中国やその周辺諸国とは異なる武家(幕府)を胚胎させたことで、中世以降の王権(天皇)は象徴的存在として機能する。その点では、武家は日本史上で〝健全なる野党〟を演じ続けたことになる。ここにいう〝野党〟とは国家権力を一つの機関による専制から防ぐ政治権力を指す。中世の時代は幕府を誕生させたが、天皇を戴く公家(朝廷)を解体させることはせず、存続させる方向を選択した。
「奪ったのか」「委ねられたのか」? わが国の中世が選択した権力システムの行方を問う一冊
【商品解説】
日本の中世は、武家の権力体を創出させたことで特異な国家システムをつくり、その後の歴史を規定した。天皇(至尊)と武家(至強)の両者が権威と権力を分掌する補完関係を形成──武家の権力機関「幕府」とは何であったのか。その歴史的役割を問う。【本の内容】
著者紹介
関 幸彦
- 略歴
- 〈関幸彦〉学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。日本中世史の歴史学者。日本大学文理学部史学科教授などを務めた。著書に「奥羽武士団」「敗者たちの中世争乱」など。
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天皇と武士の関係史
2024/01/05 05:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士の政権が誕生しても天皇家(朝廷)が存在し明治維新までこの体制が何故続いたかを疑問点とする時、本書は明快にその理由を解き明かしてくれた。「正当」と「正統」の違いから徳川期の将軍家への講義案等、資料を丁寧に説明しながら進めている。著者が大学退職時の最終講義までに完成したかった。と述べているように正に中世史の講義。
紙の本
興味深い
2023/12/07 09:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世の内乱期の歴史について、興味深く読むことができました。武家と天皇の関わり合いが、わかりやすくてよかったです。