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読み書き能力の効用 (ちくま学芸文庫)
19世紀末に識字率が上昇し、一般大衆が新聞・雑誌・通俗小説等を読むことになって、イギリス文化には何が起こったのか。伝統的な労働者階級にあった感性が、大衆による「顔のない」...
読み書き能力の効用 (ちくま学芸文庫)
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商品説明
19世紀末に識字率が上昇し、一般大衆が新聞・雑誌・通俗小説等を読むことになって、イギリス文化には何が起こったのか。伝統的な労働者階級にあった感性が、大衆による「顔のない」文化受容によって変化していく状況を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
労働者階級が新聞雑誌・通俗小説を読むことで文化に何が起こったか。規格化された娯楽商品に浸食される社会を描く大衆文化論の古典。解説 佐藤卓己
労働者階級が新聞雑誌・通俗小説を読むことで文化に何が起こったか。規格化された娯楽商品に浸食される社会を描いた大衆文化論の古典。 解説 佐藤卓己
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19世紀末に識字率が上昇し、一般大衆が新聞・雑誌・通俗小説などを読むことになって、イギリス文化には何が起こったのか。本書は、伝統的な労働者階級にあった感性が、大衆による「顔のない」文化受容によって変化していく状況を描く。新しく立ち現れた「ふつうの人間」は単純明快で、大衆向けにマスメディアが設計し与える出版物、類型的なラジオのダンス音楽やテレビのバラエティ番組を消費する。規格化された大衆的意見・大量娯楽商品・感情反応に浸食された先にあるのは、内面の「自由」の喪失である。社会階層論の基本書にして、文化研究の金字塔。
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大衆紙・通俗雑誌・娯楽小説・流行歌・広告――
リテラシーは大衆文化をどう変えたか?
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【商品解説】
19世紀末に識字率が上昇し、一般大衆が新聞・雑誌・通俗小説等を読むことになって、イギリス文化には何が起こったか。本書はまず、中産階級的な旧来型のハイブロウな文化・秩序を描き、それが徐々に、新しく立ち現れた大衆による文化受容へと取って替わられていく状況を描く。いわく、単純明快な「ふつうの人間」が、大衆的意見・規格化された感情反応のために設計された文化を大量消費するようになり、純粋だった階級文化は浸食され堕落していったという図式である。イギリスに端を発した社会階層論の基本図書にして、リアリスティックなサブカルチャー分析の祖というべき一冊。
〔HerbertRichardHoggart1918年?2014年、英国リーズ生まれ。TheUsesofLiteracy:AspectsofWorkingClassLife、1957年刊行。晶文社、新装版1986年。文庫化許可願取得済・翻訳権交渉済。文庫換算704頁(標準組換算)〕
【本の内容】
目次
- 第一部 より古い秩序
- Ⅰ 誰が「労働者階級」か?
- A接近方法の問題、二、三/B一つの大ざっぱな定義
- Ⅱ 人間のいる風景 ― 一つの舞台装置
- A話し言葉の伝統、抵抗と適応、おもての生活様式/B「家よりいいところはない」/C母親/D父親/E隣近所
- Ⅲ 「やつら」と「おれたち」
- A「やつら」・「自尊心」/B「おれたち」/C「我慢すること」、「生きること、他人を大目に見ること」
- Ⅳ 民衆の「本当の」世界
- A個人的で具体的なもの/B始源的宗教/C通俗大衆芸術からの例証
- Ⅴ 充実した豊かな生活
著者紹介
リチャード・ホガート
- 略歴
- リチャード・ホガート(Richard Hoggart):1918-2014年。英国リーズの労働者階級の家庭に生まれる。リーズ大学を卒業。バーミンガム大学で教鞭をとり、1964年に現代文化研究センターを設立。1971年からユネスコの事務局長補佐をつとめたほか、高等教育や放送マスコミ研究などの分野における社会活動においても、いくつもの要職をつとめた。主著は本書のほか、Liberty and Legislation、The Tyranny of Relativismなど多数の著作がある。
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