「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価
評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/11/30
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:22cm/166p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0358-5
- 国内送料無料
紙の本
中国産後ケア文化の変容 産業化する伝統文化とその担い手たち
著者 翁 文静 (著)
中国の伝統的な産後ケアの習俗「月子」は、現代中国の都市部において科学的知見に基づく手法へと変容しつつある。「月子」の新たな担い手である「月嫂」に着目し、新しい産育文化の創...
中国産後ケア文化の変容 産業化する伝統文化とその担い手たち
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
中国の伝統的な産後ケアの習俗「月子」は、現代中国の都市部において科学的知見に基づく手法へと変容しつつある。「月子」の新たな担い手である「月嫂」に着目し、新しい産育文化の創造過程を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
近年、文化人類学、民俗学、福祉学、医学などの視点に立った出産・育児(以下産育)研究が盛んに行われている。これらの産育研究では、妊娠・出産のみならず、各国の伝統的な産後の養生習慣についても言及されている。その背景として現代社会が出産前後の女性の心身や子育てをめぐる様々な困難や問題に直面するなかで、あらためてかつての産後養生習俗の意義や役割を見直そうとする学術的、社会的な関心の高まりがあると思われる。また、これらの伝統習俗の多くは現代社会の医療化の脈絡のなかで新たな装いを伴って受け継がれており、産育をめぐる習俗や文化研究においても興味深いテーマを提供している。
本書では中国都市部における伝統的な産後の養生習慣である「月子」を取り上げ、中国の都市的文脈における伝統習俗の継承と新たな展開およびそれを担う家事労働者である「月嫂」の実践を描くことを通して、中国都市部の新しい産育文化である「科学月子」の形成過程とそこでの「月嫂」の役割を明らかにすることを試みるものである。【商品解説】
目次
- 序章 産後習俗「月子」とその担い手「月嫂」への着目
- 第1節 はじめに
- 第2節 先行研究の検討
- 第3節 分析枠組み
- 第4節 調査概要
- 第5節 本書の構成
- 第1章 「科学月子」の表象と言説
- 第1節 ガイドブックに描かれる「科学月子」
- 第2節 育児雑誌に描かれた「科学月子」
- 第3節 産育企業と「科学月子」
著者紹介
翁 文静
- 略歴
- 〈翁文静〉九州大学人間環境学府博士課程修了。同大学アドミッションセンター准教授。博士(教育学)。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む