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紙の本
怪奇異聞帖 地獄ねぐら (竹書房怪談文庫)
著者 神沼 三平太 (著)
左耳を手で覆う少女の絵が飾られたとたん…。忍び込んだ廃墟の隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場…。祖父母の家の妙に冷える畳の裏に…。この世の悍ましきもの、忌まわしきものを...
怪奇異聞帖 地獄ねぐら (竹書房怪談文庫)
怪奇異聞帖 地獄ねぐら
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商品説明
左耳を手で覆う少女の絵が飾られたとたん…。忍び込んだ廃墟の隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場…。祖父母の家の妙に冷える畳の裏に…。この世の悍ましきもの、忌まわしきものを限界まで煮詰めた地獄の怪談集。【「TRC MARC」の商品解説】
「あいつ、たった四日で真っ黒に溶けちまいました」
古墳から出てきた勾玉。
盗んだ作業員を襲う恐るべき呪いとは?
「黒汁」より
人柱の家、廃墟の座敷牢、全室事故物件のアパート…
禍々しさが炸裂する最凶怪談!
この世の悍ましきもの、忌まわしきものを限界まで煮詰めた地獄の怪談集。
・顧客の家に突如飾られた油絵。左耳を手で覆う少女の絵だが、以降住人の耳に異変が…「玄関先」
・秘密の地下室があると聞いて忍び込んだ廃墟。隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場は…「廃墟の地下室」
・民俗学の調査を兼ねて訪れた祖父母の家。妙に冷える畳が気になって調べると裏にびっしりお札が…「お札の部屋」
・建築作業中に発見された古墳。副葬品の勾玉を盗んだ作業員の行く末…「黒汁」
・怪我人が続出する古民家の解体。開かずの間の大黒柱の下には注連縄と骨が…「贄の柱」
他、抗えぬ負の魔力に酔いしれたし。【商品解説】
そこに住んだ人は一人も畳の上で亡くなったことがない一軒家、全部屋事故物件の最凶アパートほか、家と土地の忌まわしき実話怪談集!【本の内容】
収録作品一覧
玄関先 | 8−12 | |
---|---|---|
デザイナーズマンション | 13−20 | |
廃墟の地下室 | 21−32 |
著者紹介
神沼 三平太
- 略歴
- 神奈川県茅ヶ崎市出身。大学や専門学校で非常勤講師として教鞭を取る一方で、全国津々浦々での怪異体験を幅広く蒐集する。主な著書に『実話怪談 揺籃蒐』『実話怪談 凄惨蒐』、ご当地怪談の『甲州怪談』『湘南怪談』、三行怪談千話を収録した『千粒怪談 雑穢』など。近著は、若手実力派二人と組んだ『怪談番外地 蠱毒の坩堝』(若本衣織、蛙坂須美/共著)。その他共著に「恐怖箱 百物語」シリーズなどがある。
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プロが関わる怪談
2024/04/19 11:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの設計士の先生の怪談が収録されているなら読まねばなるまい。
設計士の先生の他にいわく付きの仕事を引き受けていた元建築事務所の桧原氏の話も怖い。
プロが関わった怪談の恐ろしさは格別。
柱に纏わる怪談には寒気が。
そして幽霊アパートのエピソード…語り手(呪われた家系の出)が異様に冷静なのがかえって恐怖が増幅される。
あの不動産屋、かなり場に毒されているような…こういう人は今後どうなるのか。
怖い。