「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
風が吹いたり、花が散ったり (講談社文庫)
著者 朝倉 宏景 (著)
【島清恋愛文学賞(第24回)】彼女は俺を信じている。俺は彼女に噓をついている…。視覚障害のある女性ランナー・さちの伴走者として未体験のマラソン距離に挑む19歳のフリーター...
風が吹いたり、花が散ったり (講談社文庫)
風が吹いたり、花が散ったり
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
【島清恋愛文学賞(第24回)】彼女は俺を信じている。俺は彼女に噓をついている…。視覚障害のある女性ランナー・さちの伴走者として未体験のマラソン距離に挑む19歳のフリーター・亮磨。不器用な若者たちを描く青春小説。【「TRC MARC」の商品解説】
『あめつちのうた』の著者が贈る、ブラインドマラソン×青春小説!
フリーターの亮磨は、夢が持てない日々を送る。
ある日、視覚障害があるランナーから、伴走者に誘われ――
大学生から熱い支持!
【第24回島清恋愛文学賞受賞作】
漫然と過ごすフリーターの亮磨。
バイトからの帰り道、視覚障害者の女性にぶつかり転倒させてしまう。
気が動転して無言で立ち去りかけたが、罪悪感から第三者を装って助けに戻る。
その場で、ブラインドマラソンの伴走者に誘われてしまい――。
爽やかな風が吹き抜ける青春小説!【商品解説】
著者紹介
朝倉 宏景
- 略歴
- 1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で、第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏から激賞された同作は2013年に刊行され話題を呼んだ。18年『風が吹いたり、花が散ったり』で島清恋愛文学賞を受賞。他の著作に『野球部ひとり』『つよく結べ、ポニーテール』『僕の母がルーズソックスを』『空洞に響け歌』『あめつちのうた』『日向を掬う』などがある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
捲土重来
2024/01/06 07:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
無為な時間を過ごすフリーターの青年が、アクシデントから出会った視覚障碍者の女性の頼みで、ブラインドマラソンの伴走に挑む青春小説。
無知が故に犯罪に巻き込まれたり、事故で障碍を負ったり、夢が夢を壊したり――。どうにもならない事も、手を取り合いひたすら前進する事で乗り越えていく、不器用な捲土重来物語。
聞こえの良い言葉で爽やかに進むかと思ったが、意外なまでにシビアな現実も描かれていて良かった。わかり易い困難だけでなく、目に見えない問題を抱えた人への理解が深まる作品。
テーマが重く、キャラも濃い所為か、フラストレーションが溜まるシーンも多々あったが、共に駆け抜ける爽快感を味わえた。