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紙の本
流浪地球 (角川文庫)
著者 劉 慈欣 (著),大森 望 (訳),古市 雅子 (訳)
【星雲賞海外短編部門(第54回)】地球の自転がストップした。人類が生き延びるには、太陽系を脱出するしかない。巨大な“地球エンジン”を設置し、地球そのものを宇宙船として悠久...
流浪地球 (角川文庫)
流浪地球
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商品説明
【星雲賞海外短編部門(第54回)】地球の自転がストップした。人類が生き延びるには、太陽系を脱出するしかない。巨大な“地球エンジン”を設置し、地球そのものを宇宙船として悠久の旅が始まるが…。表題作をはじめ、「呑食者」など全6編を収録した短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築、太陽系脱出計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」
●恒星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった!? 「ミクロ紀元」
●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」
●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」は進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」
●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに人工太陽プロジェクトに従事するが。「中国太陽」
●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」
【商品解説】
目次
- 流浪地球
- ミクロ紀元
- 呑食者
- 呪い5・0
- 中国太陽
- 山
- 訳者あとがき 大森望
- 解説 SFと「科幻」--劉慈欣文学の魅力 加藤徹
収録作品一覧
流浪地球 | 5−60 | |
---|---|---|
ミクロ紀元 | 61−97 | |
呑食者 | 99−149 |
著者紹介
劉 慈欣
- 略歴
- 1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。
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SF系味とファンタジー系味の皿鉢料理。
2024/04/28 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF系味とファンタジー系味の皿鉢料理。いずれの作品にも共通するのが、やがて来るべき人類(宇宙)の終焉(有るか無いかは不明)に関連してること。また、その結末も希望的なものと悲観的なものとが混在してること。著者の極めて冷静な科学者的思想感が伺われる。現在の中国にこのような著者が存在し、自由に作品を発刊できてる事実に驚愕せざるを得ない。不思議な国だ。なお、SFとファンタジーの差異は何かと問われれば困るけど、私的には3編がSF系、3編がファンタジー系とみてる。蛇足ながら、私的にはSF系の方が好きだね。
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2024/03/25 13:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
全6編の短編集。以前、同著者の「円」を読んだことのある方なら「お」と思うような話も収録されている。
全編余さず豊かな知識と想像力で描かれているSFにもかかわらず、時には印象が子供っぽかったり、時には失敗の人類史をなぞっているようだったり、時には巨人型神話をなぞっているようだったり……他にも、これは私の主観だが、寓意的な話や、著者の愛する分野へのエールをこめた話などなど……作家とは、語るに尽くせないものがあればあるほど面白いのだなと思い知った。
著者が語りたいと思った物の内、私の中にはいくつ残っているだろう。