「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
執着者 (創元推理文庫)
著者 櫛木 理宇 (著)
友安小輪は謎の老人の執拗ないやがらせに怯えていた。一方、都内の若夫婦が老人に襲われ、夫が死亡し妻は行方不明になる事件が起きる。刑事の佐坂は消えた女性の行方を追うが…。〔「...
執着者 (創元推理文庫)
執着者
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
友安小輪は謎の老人の執拗ないやがらせに怯えていた。一方、都内の若夫婦が老人に襲われ、夫が死亡し妻は行方不明になる事件が起きる。刑事の佐坂は消えた女性の行方を追うが…。〔「老い蜂」(2021年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
「老人だから」「寂しい人だから」「優しくしてあげましょうよ」
すべての油断が地獄の始まり。
『死刑にいたる病』の著者による戦慄のサイコサスペンス
一気読み必至!!の声、続々。
平凡な会社員の女性に突如降りかかった、老人による執拗なつきまとい。何か隠している恋人、深刻に捉えない警官……誰もこの地獄から助けてくれない。一方、若夫婦が都内の自宅で老人に襲撃され、夫は死亡、妻は攫われる事件が起きる。二つの事件に関連する老人は何者なのか、そしてその目的とは。圧倒的筆力で読者を放さない、戦慄のサイコサスペンス。『老い蜂』を改題文庫化。解説=古山裕樹【商品解説】
著者紹介
櫛木 理宇
- 略歴
- 櫛木 理宇
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年、『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞する。著書に〈ホーンテッド・キャンパス〉シリーズ、〈依存症〉シリーズ、『死刑にいたる病』『虜囚の犬』『氷の致死量』『少年籠城』などがある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
こわくなる
2024/01/27 05:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
老人がこわくなる一冊、執着するのに年齢は関係ないし、何なら歳を重ねたぶん、思いは重なり募っていくものかもしれないし。
佐坂や今道のような、頼れる警察が増えてくれたらなぁなんて思いながら読んでました。
被害者遺族の人生が狂っていく感じや、自分の感じている恐怖を人が真に受けてくれない絶望は読んでて苦しかったです。
物語としては櫛木作品らしく最高でした。
紙の本
単行本『老い蜂』改題文庫化
2024/01/31 20:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不気味な老人に突如として付き纏われた女性たちの恐怖を描いたホラー要素と、犯罪者の純粋なまでのエゴイズムを紐解いて真相に迫るミステリ要素が融合された、戦慄のホラーミステリ。
理屈も何もあったものじゃない。ストーカーの悍しいほどのナルシシズムと勘違いに震え上がった。周りの理解も薄く、あまりにさらっといなされるから、次第にこちら側(被害者)がおかしいのか?と洗脳されかけた。人の心理を巧みに操る表現の数々に気が滅入るほど引っ張られた。『死刑にいたる病』でも光っていたが、人の心の隙に入り込むサイコパスの手管と、取り込まれてしまう人の心理描写がとても秀逸。
あまりに理不尽過ぎて、煮えくり返った腸から出た何かで胃潰瘍になるかと思ったレベルのトラウマ作品。