- 販売開始日: 2024/02/02
- 出版社: 集英社
- レーベル: ジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-883816-8
アンデッドアンラック 20
著者 戸塚慶文(著者)
学校生活を満喫しつつ、組織(ユニオン)メンバーは力の否定能力発現に伴う悲劇を回避する。平穏な日常は守られたかに思われたが、卒業式の日、学校にUMAが乱入!! 風子達の戦い...
アンデッドアンラック 20
商品説明
学校生活を満喫しつつ、組織(ユニオン)メンバーは力の否定能力発現に伴う悲劇を回避する。平穏な日常は守られたかに思われたが、卒業式の日、学校にUMAが乱入!! 風子達の戦いを目にした力が選ぶのは日常か、それとも――!?
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渡世人の高楊枝
2024/02/17 17:08
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不可抗力により、他人を死なせた者に、罪を問う事は可能であろうか。
恐ろしい事に、その者の処遇について、司直の判断が下される前に、当事者とは無関係の者が横槍を入れる事があるのだが、それは社会的な制裁を加える事が目的ではなく、犯罪組織が単なる金儲けの手段として、気の毒な人を利用しようとする場合である。
ユニオンでは、自責の念に苛まれた被疑者が、魔の手から救い出された後、気分を一新して、組織の一員となる例が、間々ある。
ジュイスから風子へと代替わりしても、その精神は引き継がれており、組織の総力を挙げて、不幸の連鎖を食い止めるべく、ユニオンの構成員は知恵を絞って、各地で、奮闘している。
時には、たった一人を救う為に、何ヶ月もの時間を費やして、悲劇を食い止める手筈を整えるのだが、神から課された難題の解決をも、同時に行わなければならず、ユニオンのメンバーの負担は大きい。
骨折り損の草臥れ儲け、と言う訳ではないものの、犯罪者に成らずに済んだ者が、必ずしも、仲間になるとは限らないので、ユニオンの古参のメンバーですら、風子の真意は測りかねるであろう。
驚くべき事に、以前、風子に傷を負わせた者だったとしても、彼女は、その者を救おうとするのだ。
風子のみが、彼我の因縁を把握しているので、初対面の相手は、誰もが、謎めいた日本人の女からの、突然の不可解な申し出に困惑する。
もちろん、既存の読者は、複雑な経緯を知っているので、風子の言動に対して疑義を挟まないであろうが、助けられる側にしてみれば、無私の奉仕者と行動を共にするよりも、利害の一致する者と渡り合う方が、余程、気が休まる行為であるに違いない。
実の所、風子は義理堅い人間だ。
そして、情に厚い。