「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)
著者 藪下遊 (著),高坂康雅 (著)
「世界から押し返される」経験の減少が「思い通りでないと耐えられない」心を生む。「無理させず休ませる」だけでは、不登校は改善しない。「叱る」こと「押し返す」ことの意義を、事...
「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書)
「叱らない」が子どもを苦しめる
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「世界から押し返される」経験の減少が「思い通りでないと耐えられない」心を生む。「無理させず休ませる」だけでは、不登校は改善しない。「叱る」こと「押し返す」ことの意義を、事例をあげながら論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
叱られないのに、学校がつらい
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。
現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。
*本文より一部抜粋*
カウンセリングで多くの家庭を見る中で「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。【商品解説】
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校などの問題は絶えないのか。叱ることの意義を取り戻す。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 子どもの不適応が変わってきた現代
- 1 不登校の歴史を振り返る
- まだ説明可能だった不登校/説明ができない不登校の出現/不登校の多様化・あいまい化/不登校はどんな子どもにも起こるが…
- 2 「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」はなぜ効果的なのか?
- 不登校の子どもたちは強い登校圧力にさらされてきた/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針について/「学校には行くべき」と反する気持ちを抑え込む子どもたち/抑え込んだ気持ちが悪さをする/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針の有効性/「学校には行くべき」という価値観の意義とその変化/意味がないというわけではないけれど…
- 3 従来のアプローチでは改善しない事例の出現
- 従来の不登校支援において大切なこと/従来のアプローチでは改善しない不登校の出現/本書で目指すこと
- コラム 不登校はなぜ増えているのか?
- 第2章 成長に不可欠な「世界からの押し返し」の不足
著者紹介
藪下遊
- 略歴
- 〈藪下遊〉福井県スクールカウンセラーおよび石川県スクールカウンセラー。いじめ第三者委員会などを務める。
〈高坂康雅〉筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻修了。和光大学現代人間学部教授。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「困った子どもの事例」が多く登場します。
2024/03/18 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現役のスクールカウンセラーの著者が、最近言われる「叱らない教育」に大きな異議を唱える1冊です。叱らない教育がいかに子どもにとって良くないことなのかを、様々な視点から論理的に著しています。
当書の文中には、「困った言動を起こす子ども(もしくは親、教師)」の事例が多数登場します。叱らない教育をすると、こんな的外れな事態が起こるのか、と考えさせられる内容です。