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商品説明
積まれゐる古書いつよりの春埃 立ち昇るざわめき喜雨のマンハッタン クレーンの四肢ゆるぎなし去年今年 オーロラに遭ひたくて来し極北の街は終日灯ともしてをり 第１句歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
◆第一句歌集
藁塚の一隊歩き出す月夜
共通しているのは知的感性が句を作らしめているところだ。単なる写生から踏み込んだもので、これは『ペチカ』全句に感じられ、重量感を持つ一書となっている。
跋・渡辺徳堂
◆自選三句
引揚げの荷に入れざりし雛はも
Ｅメール良夜を飛べり異国まで ※
冬ネオン街は浪費の美しさ
◆自選二首
美しきけもののごとくしなやかに青田波うつ風渡るとき
風すさび波頭の飛白散らしたるジョージア海峡紺碧の秋【商品解説】
著者紹介
西林 節子
- 略歴
- 1935年 旧満州旅順市生れ、11歳までを過ごす
1954年 府立大阪女子大俳句部にて橋本多佳子先生の指導を受ける・「七曜」「天狼」入会
2000年 「 七曜」に投句再開・橋本美代子先生の指導を受ける
2011年 「七曜」同人
2015年 「 七曜」終刊 「ぽち袋」入会・現在同誌所属
2007年 「バンクーバー短歌会」入会・松尾祥子先生の指導を受ける
2012年 海外日系文芸祭大賞受賞
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