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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/02/26
- 出版社: 笠間書院
- サイズ:19cm/247p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-305-71009-3
読割 50
紙の本
毎日の暮らしが深くなる季語と俳句
著者 岸本 葉子 (著)
五七五に込めた豊かな世界を引き出してくれる「季語の力」。季語の意味や使い方を例句を挙げながら、暮らしのヒントとともに紹介する。コラムと用語集も掲載。NHK「ラジオ深夜便」...
毎日の暮らしが深くなる季語と俳句
毎日の暮らしが深くなる季語と俳句
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商品説明
五七五に込めた豊かな世界を引き出してくれる「季語の力」。季語の意味や使い方を例句を挙げながら、暮らしのヒントとともに紹介する。コラムと用語集も掲載。NHK「ラジオ深夜便」俳句コーナーを書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
俳句は五七五で短いから、とっつきやすそう。そう思って俳句を始めてみたものの、なんだか勝手が違うみたい……と心が離れつつあるかたへ。一見難しく、現代の感覚とは違っているようにみえる「季語」こそが、俳句を作り、読むうえで大きな味方になります。季語は、その句に込められた豊かな内容を「解凍」し、ふくらませるためのパスワード。季語の意味を理解し使い方を知るほど、俳句は味わい深く、楽しくなってきます。
「日永」(春)、「夏痩」(夏)など現代の私たちにも実感が持てる季語も、「花」(春)、「松落葉」(夏)、「後の月」(秋)などの伝統的な詩歌らしい古風な季語も紹介。それぞれ、その季語を用いた名句や著者自身の句を例として挙げています。
俳句に親しむためのガイドブックとして、また季語を通して四季の繊細な変化を感じ、日常に彩りを与えるヒントとしてもおすすめの本。
【目 次】
はじめに
新年
小正月/どんど焼
春
海苔/雛祭/日永/花/桜餅/雁帰る/種蒔/八十八夜
夏
更衣/松落葉/五月雨/短夜/夏瘦/氷室/祭/行水/納涼/土用
秋
残暑/花火/敬老日/菊の節句/新米/秋灯/後の月/芋
冬
冬構/小春/風邪/葛湯/大根/薬喰/煤掃/皸/寒稽古
コラム1 季語かどうか、どうやってわかる?
コラム2 季語って、いつからある?
コラム3 季語って、誰が決める?
コラム4 季語って、ないといけない?
巻末付録:俳句を楽しむ用語集【商品解説】
目次
- 【目 次】
- はじめに
- 新年
- 小正月/どんど焼き
- 春
- 海苔/雛祭/日永/花/桜餅/雁帰る/種蒔/八十八夜
- 夏
著者紹介
岸本 葉子
- 略歴
- 〈岸本葉子〉鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。著書に「50代、足していいもの、引いていいもの」「私の俳句入門」など。
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紙の本
あいにくの雨はない
2024/04/24 16:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の著者、岸本葉子さんはエッセイストだが、
NHKの俳句番組のMCを長年務めていたことから自身も俳句を詠むようになり、
すでに句集まで出しているから、その肩書に「俳人」といれてもいい。
俳句関連の本も出していて、
この『毎日の暮らしが深くなる 季語と俳句』もそんな一冊である。
ただ、俳句の解説本というよりはエッセイ集という方が合っている。
季語を紹介し、それを詠んだ俳句を数句、さらには岸本さん自身の句と
それをどのようにして詠んだのかといった企業秘密(?)も混ぜ合わせて綴られている。
そして、その根幹に岸本さんの日々の暮らしが、
例えば料理の仕方であったり掃除や片付けの方法であったりがある。
つまり、この本はどの方向から読んでも構わない、そんなふうに出来上がっている。
特に気に入ったのは、俳句の初心者にもわかりやすく書かれている点。
「歳時記を開いたとき、太字にしたり【】で括ったりして目立たせてある季語を見出し季語、または主季語という。
その下にやや小さな扱いで並べてあるものを、言い換え季語、副季語、傍題と呼んでいる。」
と、とてもわかりやすい。
俳句を作る人は「あいにくの雨はない」とよく言うらしい。
満開の桜、せっかくの雨に残念と思うだろうが、実は雨のなかにも風情がある。
そんなことも、この本では教えてくれる。
本にも「あいにくの本」なんていうのは、ない。