稀色の仮面後宮 三 海神の贄姫は伝説を紡ぐ
著者 松藤かるり(著者) , Nardack(イラスト)
◆──◆魔法のiらんど大賞2020<ファンタジー・歴史小説部門>特別賞受賞作品◆──◆ 特別に記憶力の良い瞳をもつ珠蘭は、先帝の子・劉帆とともに後宮の謎に向かい合い、不死...
稀色の仮面後宮 三 海神の贄姫は伝説を紡ぐ
商品説明
◆──◆魔法のiらんど大賞2020<ファンタジー・歴史小説部門>特別賞受賞作品◆──◆ 特別に記憶力の良い瞳をもつ珠蘭は、先帝の子・劉帆とともに後宮の謎に向かい合い、不死帝の秘密を守り国家の不穏を防いできた。 しかし市井では不死帝への不信感があおられ、存在しないはずの”2人目の不死帝”が街に現れ――? さらに珠蘭は国家の転覆を狙う企みに巻き込まれ、後宮から攫われてしまう! 彼女に迫る危機を前に、劉帆たちは黒幕の存在に迫っていくが・・・・・・。 一方珠蘭は、自由を奪われながらも、その瞳で”2人目の不死帝”の謎に立ち向かい、この国と大切な人々を守ろうと奮闘して・・・・・・。◆──◆登場人物紹介◆──◆◇董珠蘭(とう しゅらん)特別な記憶力をもつが、孤独な贄だった。兄を解放する条件として、後宮の不穏をその瞳で探ることになり――?◇楊劉帆(よう りゅうほ)兄を解放する条件で、珠蘭に後宮に赴くことを提案した美青年。次第に珠蘭に心を動かされて・・・・・・?◇董海真(とう かいしん)珠蘭の兄。孤独な珠蘭を唯一気にかけてくれた肉親。学問の才があり期待されていたが、三年前に失踪していた。
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想定よりも上手くまとまって終わった気がする
2024/04/29 00:55
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
六賢の一人の裏切りにより不死帝を演じていた海真が負傷し、劉帆が代わりを務めることになってまた珠蘭と劉帆は会えない日が増えていた。
市井では不死帝への不信感が芽生え、二人目の不死帝が現れる。
そんな最中に珠蘭は攫われ、救世の乙女として祀り上げられてしまう。
後宮の外に出て民とも言葉を交わしたことで、珠蘭と劉帆は不死帝を終わらせることを決意する。怒濤の最終巻。
他国の関与やら内通やら波乱なまま終わった前巻から不穏展開は予想していたけど、最後の一冊で見事に不死帝を終わらせて完結させたのは思ってたより上手かったと思う。
残念ながら最初から好きになれなかった珠蘭の兄海真は最後まで挽回ならずだったけど、ヒーローの劉帆の方はちゃんとヒーローしてて良かった。
珠蘭も猪突猛進気味で、抜群の記憶力で謎を解き明かす探偵役だけでなく、事件に巻き込まれたり首突っ込んだりといった行動力で失敗も成功もあって、主人公として成長が見られて良かった。
本当に海真以外は成長が見られる作品で、当初期待していたよりも上手くまとまった話だった気がする。