龍の子、育てます。
著者 坂(著者) , ジワタネホ(イラスト)
祖父が死んだ――二億の遺産と、一人の少女を遺して。高校生の詩音(しおん)は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音(りと)の面倒を見ること...
龍の子、育てます。
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商品説明
祖父が死んだ――二億の遺産と、一人の少女を遺して。高校生の詩音(しおん)は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音(りと)の面倒を見ることに。隠し子と噂される龍音は、遺言では《龍の子》とされていた。他人に頑なな詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は次第に歩み寄っていく。だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し、詩音は戸惑う。《龍の子》とは・・・・・・真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。
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話を欲張りすぎて中途半端に感じた
2024/07/15 01:53
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖父の遺言で高校生の詩音は遺産の半分の一億を受け継ぐ五歳の幼女の世話役に指名される。
突然現れた遺産相続人の幼女に親族会議は荒れ、親と折り合いのよくない詩音は自分と似た立場に見える幼女を放っておけずに預かることに。
龍の子だという不思議な力を持つ子供との生活で、詩音は見えていなかったものが見えて、気付けていなかったことに気付き成長していく話。
「運命は自分が選択して掴むもので、生まれた後に定まるものだから変えられる。家族や環境などの生まれた時から定まっているものは宿命だから変えられない」という発想は面白い。
ただ話の全体としては詩音の成長を描いたにしても、家族の問題、友人関係、恋愛、預かった子供と世界の未来と範囲を広げすぎたせいか、どれも中途半端で八方美人に終わった。
正直恋愛と友人関係はなくすか減らして、突然幼女を家族として預かったことで、折り合いの悪かった親との関係が変化していくところを中心にして、家族や人間関係を見つめ直して改めて幼女を大事に想えたことが世界の未来に繋がる展開のがスッキリして良かったと思う。
欲張りすぎたんじゃないかな。
外見で恐れられていることとかも、薄っぺらい設定に見えてイマイチだった。