紙の本
大変おもしろかったです
2024/04/22 09:37
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の殺人事件が、まさかの展開でした。
そして現代へと繋がり、とても複雑なのですが、絡み合ったものが次々と解かれ、最後はすっきりしました。
それと共に、切なさはあります。止むに止まれぬ状況に陥った時、人はどのように行動するのか?そして、加害者と被害者の家族は、同じように苦しむのだなと、痛切に感じました。
登場人物が全て人間味を感じられ、まるで映画やドラマを見ているように、飛び込んできます。街の景色も脳裏に浮かんできました。
素晴らしい作品だと思いました。
紙の本
司法と真実のはざまで揺れ動く当事者家族
2024/04/07 08:18
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
時と場所を隔て起きた二つの殺人事件を巡り、嘘と真実が、渦巻いていく。罪と罰を見つめるのが検察と弁護士の役割であるとするならば、そこには必ずしも真実を明らかにする必要はないかもしれない。しかし、被害者と被疑者の家族たちにとって、真実を知ることは、納得して、事件そして罪と罰を受け入れるために必須であるということだ。加害者家族と被害者家族という役割は、いつ降りかかってくるかわからない。理不尽さに飲み込まれないように、生き抜かなければならないと思う。
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こうきたか
2024/04/21 09:56
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルがなぜ白鳥とこうもりなのか、読み進めるうちに理解できました。最後はこうきたかという感じですね。2人の続きが気になります。
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面白かった〜!
終わり方も良かった。
五代さんのキャラが1番好きだけど、登場人物だれもが良いキャラしててストーリーにマッチしてた。
最後まで真犯人がわからなかったけど、わかってからの展開も○
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予想していた展開がありましたが、全然違いました。達郎が誰かを庇っているというのは当たっていたので全然というわけではありませんが、織恵さんかなと思っていたので⋯もっと複雑な結末でしたね。
白鳥とコウモリが最終的に立場逆転というのは、秀逸だなと思いました。
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達郎が誰かを庇っているというのは予想できていたけれど、真犯人には辿り着けず。
できるだけネタバレはしたくないので明言は避けますが、そこがそう繋がるのかと驚きました。
一度でいいからこんなストーリーを描き出す東野圭吾さんの頭の中を覗いてみたい…。
白鳥とコウモリ。
このふたりは今後どのような人生を歩むのだろう。
共に隣を歩く日は来るのだろうか。
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面白すぎて、下巻を読み始めてその日に読み終えてしまった。控えめに言って神作だったと思った。個人的には東野圭吾作品の中で1番好き。
犯人とか全然わからなかったわ!まさか、30年前の事件の冤罪の容疑者の孫だったとわ、、、全然予想できないわ。そこまでの筋書きも無理ないもので、理路整然としてた。流石だわ。
結局、30年経っても何も変わらず、白鳥はコウモリになる可能性があるということを伝えたかったのかなと個人的に思った。
①30年前の事件
白石→加害者
倉木→犯人隠避
浅羽→被害者
②今回の事件
白石→被害者
倉木→犯人隠避
浅羽→加害者
結局同じことが立場変わっただけで起こされていたとは。こんな結末になるとは。光は影なりうるし、白鳥はコウモリになり得る。そういう話だっんだろうな。この構図を思いつく東野圭吾はやはり天才だと思うわ。
結局、、、灰谷が1番悪い
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上下巻の感想です。
いやーおもしろかった。
最近はほっこり系の本が多かったけど、職場の同僚に薦められて読んだら、全く先読みできない本格ミステリーでした。
東野さんは数多くの作品を手掛けてるけど、どれだけ想像力があるのかね。さすが。
最後もいい感じで終わります。
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話は凄く良かった。でも、真犯人の理由はそれである必要があったんだろうか?あまり好きじゃない感じだった。
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我慢できずに1日で読了!!!
久々だよ、こんなに楽しくドキドキ・焦れながらページを捲ったのは!
ほんとーに楽しかった!
殺人事件で描かれる視点、それぞれが独立して別な場所で進んでいるのに、それがある一点で交差しそうな時の高揚感とか、思いもよらぬ人や形跡が浮上してきた時の後ろめたさとか、憤り勢いづいた人物たちと共に興奮する自身の心臓とかね、そういうものを感じれるのは、本当に久々。
今回もまた、本当にしんどいお話だったし、生々しくいやらしく痛々しい、ほんと嫌なくだりばかりでしたけど、圭吾先生らしく、想像して妄想して巡り巡らせて描き出した結末は、本当に素晴らしかった。
羨ましく、ただただ憧れ恋焦がれるね。
きっと圭吾先生の中では、常に渦巻いている謎、、、人はなぜ罪を犯すのか。それを永遠に探し続けているんであろう、この葛藤が、やっぱり今回も展開されていて、時代に敏感な圭吾先生の、最近の作品に見られる「物語のない犯罪」へ見出そうとするわずかな希望を、やっぱり今回もひしひしと感じた気がして、そんなことに真摯に向き合っている圭吾先生を想像して泣けてくる。
「ただ殺してみたかった」「相手は誰でも良くて死刑になりたかっただけ」絶対数が増えたからなのか頻繁にみられるようになった、そんな切ない事実に、それでも今まで通り、正面から見つめてそこに救いを見出す、そんな圭吾先生の作品が本当に好きです。
ま、何はともあれ、とにかく楽しかった。
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必読と言える名作となった!
罪と罰とは...
単純な言葉ではあるがかなり考えさせられる内容となった。
そして、因果というのは逃れる事が出来ないのだろうか...
上巻では、被告人 倉木の嘘であろう供述をもとに
何が嘘でどこからが本当か全く想像のつかない終わりとなっていた。
下巻に入り、警察と被害者の娘 白石美令と加害者の息子 倉木和真の視点から
事件の真相にじっくりと迫っていくことになるが
様々な人間関係、組織的な問題から
絡まり切った糸をあの手この手で解いていく。
結果として僕は最後の回収を終えるまで
被告人 倉木の真意まで読み解く事が出来ず、楽しく読み終える事が出来た。
白鳥とコウモリは色だけでなく
住む世界や環境、何もかもが違うかもしれないが
いつか同じ空を一緒に飛んでいたら嬉しく思う。
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父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。
事件の蚊帳の外の二人は‶父の真実″を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。
過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。
やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。
光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。
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いよいよ下巻。やっと謎が解かれる!とワクワクしながら読み始めた。前半部分は、ゆっくりとじっくりと、それでいて少しずつ何かが見えてきそうな展開に。被害者家族と加害者家族という本来なら顔をみるのも嫌であろう存在の二人が同じ”目的”に向かって進んでいく、その展開にどんどん引き込まれていく。そして、後半は真相が気になって気になって(いつものように)一気読み。「なるほど~そうだったのか」すべてが明かされて、これまでの登場人物の絡み合いががスーッとほぐれていくような感覚。さすがの”伏線回収”。東野圭吾の作品は秀逸だ。「罪と罰」そして人が人を思いやる行動には複雑なものがあるのだと考えさせられた。重いテーマを含みつつも最後の終わり方は個人的に好き。
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急ぎ足で下巻へ。まさかそんな事が。結末よりも事実を追い求めいく過程が面白かった。そういう意味では美令と同じように事実がわかれば、結果はどのようであれいいのかもしれない。
全体的に品の良いミステリーでした。誰でも面白く読みやすいと思います。
二人とも、そのほかの人も
幸せになって!と願います。
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達郎がなぜこういう供述をしたのか、わからないまま一気に読み進めた。こういうどんでん返しも非常に読み応えがあった。
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下巻ですべての真相が明かされ、読み応えがあり一気に読了しました。全く予想していなかった結末で驚きました。こんなストーリーどうやったら書けるの。