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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/03/27
- 出版社: 太田出版
- サイズ:20cm/381p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7783-1925-0
読割 50
紙の本
観光地ぶらり
著者 橋本 倫史 (著)
わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れることでありそれこそが「観光」ではないか−。道後温泉、竹富島、五島列島など各地の観光地を巡...
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商品説明
わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れることでありそれこそが「観光」ではないか−。道後温泉、竹富島、五島列島など各地の観光地を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】
行列に並んで観る絶景も悪くないが、そこで生活する人々の呼吸を聞き、その土地と対話する姿勢に感動を覚えた。 又吉直樹
話題作『ドライブイン探訪』の著者が、各地の「観光地」を巡り、日本の近代の歩んできた足跡をたどる傑作ノンフィクション・エッセイ。旅とは、生活とは、歴史とは、世界とは、生きることとは。
絶景のなかに、何を見るか。
わたしたちの目は、絶景を見慣れている。どんなに美しい景色でも、1時間、2時間と見惚れることは稀で、しばらく眺めたあと、写真を撮って立ち去る場合がほとんどだ。わたしたちは、ちゃんと景色を見つめられているだろうか? 絶景を前に立ち止まり、目を凝らすことで、見えてくる姿がある。じっと耳を澄ますことで、聴こえてくる声がある。そんな偶然の出会いに、「ささやかな未知」が詰まっている。ここではないどこかに、わたしとは違う人生を生きている誰かがいる。そんな誰かを想像することは、世界に触れようとすることであり、それこそが「観光」なのではないかと、僕は思う。(「あとがき」より)【商品解説】
目次
- プロローグ わたしたちの目はどんなひかりを見てきたのだろう?
- 道後温泉 いつか旅は終わる
- 竹富島 人間らしさを訪ねる旅
- 摩耶山 ひとつひとつの電灯のなかにある生活
- 猪苗代 結局のところ最後は人なんですよ
- 羅臼 人が守ってきた歴史
- 横手 店を選ぶことは、生き方を選ぶこと
- しまなみ海道 昔ながらの商店街にひかりが当たる
- 五島列島 世界は目に見えないものであふれている
- 広島 この街にいた誰かを思い出す
著者紹介
橋本 倫史
- 略歴
- 〈橋本倫史〉東広島市生まれ。物書き。著書に「ドライブイン探訪」「市場界隈」「東京の古本屋」など。
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