「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
平安王朝と源平武士 力と血統でつかみ取る適者生存 (ちくま新書)新刊
著者 桃崎 有一郎 (著)
平安時代の雅な世界は、武士による収奪によって成り立っていて、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立していった。その背景にある、血の入れ替えと相克の...
平安王朝と源平武士 力と血統でつかみ取る適者生存 (ちくま新書)
平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
平安時代の雅な世界は、武士による収奪によって成り立っていて、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立していった。その背景にある、血の入れ替えと相克の過程を克明に綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
『源氏物語』で描かれる雅な世界の裏では、武士が暴力で支配する社会があった。血の入れ替えと殺し合いで、源氏と平氏が武士の代表格になっていく背景を描く。
「源氏物語」の裏側の歴史がここにある!
清少納言の兄を始末した源氏/増殖と血統浄化に賭けた平氏
王朝文化に殉じた藤原保昌/賄賂で反逆を握りつぶした道長
藤原秀郷・利仁の実像/「受領は倒るる所に土をつかめ」の真実
鎌倉幕府に北条家が仕掛けた罠と、その驚くべき結末とは?
清少納言や和泉式部が仮名文学で雅な貴族の世界を描いていた裏では、暴力が支配する武士の世界があった。それは地方だけでなく、都のすぐ隣でも人が殺されるような状態だった。しかも、その雅な世界は武士による収奪によって成り立っていたのだ。この凄惨な時代、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立してゆく。その背景にある、血の入れ替えと相剋の過程を克明に綴る。【商品解説】
『源氏物語』で描かれる雅な世界の裏では、武士が暴力で支配する社会があった。力と血統によって源氏・平氏が成り上がる背景を描く。【本の内容】
目次
- 序 章 王朝絵巻世界の裏面史──隣り合わせの血と暴力
- 第1章 三つの謎──源平の突出、消えた名族、強い受領
- 第2章 源平はいかにして武士の代表格たり得たか
- 第3章 王臣家・群盗問題の解決と将門の乱
- 第4章 源氏の飛躍と秀郷流藤原氏の沈淪
- 第5章 藤原保昌を生んだ血統と政治的環境
- 第6章 〈強い受領〉の確立と摂関政治
- 第7章 源氏の凶暴化を促す藤原保昌一家
- 第8章 平氏を従える源氏──男系の棟梁と女系の家人
- 第9章 源氏の支配権の達成と秀郷流・利仁流藤原氏の編成
著者紹介
桃崎 有一郎
- 略歴
- 〈桃崎有一郎〉東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。武蔵大学人文学部教授。著書に「平安京はいらなかった」「武士の起源を解きあかす」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
主流説に疑問を投げかける姿勢は嫌いじゃないが…
2024/05/05 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carpaccio - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの点で近年主流になっている研究に対して否定的な立場をとっているが、かなり強引というか陰謀論めいた主張も目立つ
"頼朝の幕府創立はただの外向きの偽装物語で、本当は、北条の意志と力で創り上げた組織、いわば最初から北条家のために設計された組織だったからだ"この一文に抵抗を感じる人にはオススメできない