平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存
著者 桃崎有一郎
清少納言や和泉式部が仮名文学で雅な貴族の世界を描いていた裏には、暴力が支配する武士の世界があった。それは地方だけでなく、都のすぐ近くでも人が殺されるような状態だった。そし...
平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存
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商品説明
清少納言や和泉式部が仮名文学で雅な貴族の世界を描いていた裏には、暴力が支配する武士の世界があった。それは地方だけでなく、都のすぐ近くでも人が殺されるような状態だった。そして、その雅な世界は武士による収奪によって成り立っていたのだ。この凄惨な時代、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立してゆく。その背景にある、血の入れ替えと相剋の過程を克明に綴る。
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主流説に疑問を投げかける姿勢は嫌いじゃないが…
2024/05/05 10:13
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投稿者:Carpaccio - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの点で近年主流になっている研究に対して否定的な立場をとっているが、かなり強引というか陰謀論めいた主張も目立つ
"頼朝の幕府創立はただの外向きの偽装物語で、本当は、北条の意志と力で創り上げた組織、いわば最初から北条家のために設計された組織だったからだ"この一文に抵抗を感じる人にはオススメできない