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商品説明
沖縄の植物を観察し、作成した193種類の植物スケッチ画集。
1、カラー口絵はそれぞれの植物の特徴的な樹形や葉、花、実などの写真を掲載した。またスケッチ画の掲載ページを( )で記載し参照できるようにした。
2、植物スケッチは全体がわかるスケッチの他に花や実など細かい部分まで描いた。また記号で場所を示して名称を入れた。
3、解説文は植物の特徴や原産地や方言名、花や実の時期などの観察記録を記した。
4、コラムは観察してて興味を持った事、感じた事、関心を持って欲しい事をまとめた。
【本書で取り上げ植物】
Ⅰ栽培植物 53種
原産地がはっきりし、人の手で管理栽培されている外国産の植物。ヤシ類、竹類、熱帯花木など
Ⅱ草本植物 40種
一般に雑草の仲間で、栽培植物の周辺、花壇、道端、空き地などに生育しいている植物。イネ科、キク科、マメ科など。
Ⅲ 帰化植物 15種
近年、分布を広げ、花壇、道沿いで見られる木本や草本の帰化植物。コトブキギク、ヒメオニササガヤなど。
Ⅳ在来植物 56種
明治以前から沖縄に分布し、生育している植物。林を形成している多くの樹木(高木・低木)等。ヤブニッケイ、ホソバムクイヌビワ、ナガミボチョウジなど。
Ⅴ 草本植物2 12種
林内や林縁に生育する草本植物など。アリサンミズ、ウロコマリ、アリモリソウ、ノシランなど。
Ⅵ つる植物 17種
林の樹冠や林縁にツルを伸ばしてマント群落を作る植物。ノアサガオ、タイワンクズ、オモロカズラなど。
*植物名や科、配列は『琉球植物目録』(初島住彦、天野鉄夫。1994)に準じた。
本書「はじめに」より
末吉公園は那覇市内の首里末吉にあります。市街地でありながら豊かな自然に恵まれた場所で、公園の奥へ奥へと入って行くと川が流れていたり滝があったり、小鳥が囀っていたりします。そこでは普段あまり目にすることの無い種類を含め数多くの植物に出会えます。懐かしい植物を見つけたり、新しい植物を発見したりしながら、植物の醸し出す雰囲気、香りに包まれ、木の葉のおしゃべりに耳を傾けたりと楽しむことができます。
本書はその末吉公園で見つけたいろいろな種類の植物を観察し、写真よりも細かいところまでわかりやすいスケッチ画を通して植物を気軽に楽しんでいただきたいとの思いからつくられました。植物を知ることにより、ただの「雑草」から名のある草々へ、「名も知らぬヤシの木」から固有の名をもつ親しみのある木々となってもらえたらうれしいです。
(後略)【商品解説】
目次
- はじめに
- この本のまとめ方・この本の見方
- 植物の用語解説
- 写真で見る末吉公園の植物たち
- 植物スケッチ画
- Ⅰ 栽培植物
- Ⅱ 草本植物1
- Ⅲ 帰化植物
- Ⅳ 在来植物
著者紹介
植物観察とスケッチ画を楽しむ会
- 略歴
- 末吉公園の植物観察を続けていた神谷保江がよりわかりやすい表現のために経験者へ植物のスケッチ画を依頼したのが始まり。7年間にわたりやり取りを繰り返し、多くのスケッチ画を手掛け、詳細なスケッチ画が集まった。
●神谷 保江(かみや やすえ)元高校教諭・沖縄生物学会会員。末吉公園での植物観察を始めて約20年。著書に『那覇・末吉公園を歩く 楽しい植物ウォッチング』(共著、2019、ボーダーインク)がある。本書では植物観察の結果をまとめた写真、文章を担当した。
●垣花 久美子(かきはな くみこ) 琉球大学農学部農学科卒業。琉球歴史学会会員。著書に『火花方日記』(共著、2019年、榕樹書林)植物愛好家。本書では多くのスケッチ画を担当し、文章や編集にも関わった。
●渡久地 良子(とぐち りょうこ)元高校教諭。植物愛好家。絵画教室や工作教室に通い、多くの作品を手がけ、作品展を開催した。本書ではスケッチ画を担当した。
●當間 和子(とうま かずこ)元高校教諭。植物愛好家。絵画教室に通い、多くの作品を手がけ、作品展を開催した。本書ではスケッチ画を担当した。
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