目次
仮名草子の〈物語〉 『竹斎』・『浮世物語』論
- 松本 健(著)
- 第一章 『竹斎』の笑いと医学
- 一、近世初期までの医学と瘡気
- 二、『本草綱目』の到来と瘡気療治の滑稽性
- 三、療治の手順と科学の外形
- 四、当代医学への懐疑
- 五、言葉と意味
- 第二章 『竹斎』の旅と政治
- 一、王難を危惧する主人公と笑いの物語
- 二、竹斎と曲直瀬玄朔との関係
- 三、曲直瀬玄朔の動向
- 四、徳川による招聘とその拝受
- 五、東下りの年代
- 六、寛永整版本における増補
- 七、憚りの意識
- 第三章 『浮世物語』の〈浮世〉と語りの方法
- 一、浅井了意の用字から
- 二、「浮世といふ事」と〈異見〉
- 三、〈各別〉とする語り口
- 四、〈異なった考え方〉を許容する思想
- 五、唱導話の在り方と新しい語り
- 第四章 『浮世物語』の展開と構想された物語
- 一、転換点のありか
- 二、動きを失った浮世房
- 三、契機としての〈鳩の戒〉
- 四、知識のままに語りきること
- 五、主人公の設定と利用
- 六、話材が求められる時代
- 七、唱導のための〈物語〉の作成
- 第五章 〈物語〉の変化と仮名草子
- 一、カムフラージュ論、そして〈物語〉論
- 二、『囃物語』における〈物語〉の定義
- 三、〈物語〉を載せる書物
- 四、〈物語〉の定義の変化
- 五、物語観の変化と仮名草子
- 六、近世小説の成立
古典文学・文学史・作家論 ランキング
古典文学・文学史・作家論のランキングをご紹介します古典文学・文学史・作家論 ランキング一覧を見る
前へ戻る
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
-
6位
-
7位
-
8位
次に進む