目次
岡倉天心の比較文化史的研究 ボストンでの活動と芸術思想
- 清水 恵美子（著）
- はじめに 比較文化史における岡倉覚三研究の視座
- 序章 渡米前夜
- 第一節 欧米美術視察旅行
- 第二節 鑑画会における演説
- 第三節 「自然発達論」の継続と発展
- 第一章 岡倉覚三のボストン・ネットワーク構築
- はじめに
- 第一節 世紀転換期におけるボストンの文化的位置
- 第二節 ボストン・ネットワークの形成
- 第三節 岡倉とアメリカ人画家ジョン・ラ・ファージ
- 第四節 岡倉とイザベラ・スチュワート・ガードナー
- おわりに
- 第二章 ボストン美術館中国日本美術部経営
- はじめに
- 第一節 ボストンにおける美術状況の俯瞰
- 第二節 経営理念の確立と展開
- 第三節 中国日本美術部の人的資源
- 第四節 経営理念の具体化と実践
- おわりに
- 第三章 オペラ台本『白狐』執筆への軌跡
- はじめに
- 第一節 岡倉と西洋音楽
- 第二節 未発表の英文著作と『白狐』との関連性
- 第三節 ボストンの音楽状況と『白狐』
- 第四節 音楽家レフラーと『白狐』
- おわりに
- 第四章『白狐』に見る思想と方法論
- はじめに
- 第一節 岡倉の狐観と東西における狐像の比較
- 第二節 「母なるもの」の表象と観音のイメージ
- 第三節 『白狐』に内在する歌舞伎とヴァーグナー
- おわりに
- 第五章 ボストンにおける岡倉覚三の受容と表象
- はじめに
- 第一節 ボストンにおける岡倉追悼
- 第二節 フェンウェイ・コートの「中国室」と岡倉
- おわりに
- 終章 日米における岡倉像の比較
- 第一節 日本の追悼式における岡倉像
- 第二節 岡倉覚三と天心像のはざまに
- おわりに 本書の総括と今後の課題
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