目次
視覚と心象の日本美術史 作家・作品・鑑賞者のはざま
- 古田 亮（著）
- 序章 視覚の諸問題
- １ 眼から脳へ
- ２ 脳から心へ
- ３ 見ること、描くこと
- ４ 眼の隠喩
- ５ 本書で扱う視覚の諸問題
- 第Ⅰ部 視覚の制度史
- 第１章 〈見る〉環境
- １ 美術展覧会の成立
- ２ 美術館の成立
- ３ 鑑賞者の成立
- 第２章 〈見る〉枠組み
- １ 近代日本画の成立
- ２ 日本画と洋画のジャンル形成
- ３ 近代日本彫刻の成立
- 第Ⅱ部 作家と美術作品
- 第３章 美術作品における〈表層〉と〈深層〉
- １ 高橋由一
- ２ 狩野芳崖
- ３ 荻原碌山
- ４ 藤田嗣治と日本画
- 第４章 近代日本画の革新性
- １ 今村紫紅
- ２ 速水御舟
- ３ 土田麦僊
- 第Ⅲ部 美術における不可視の領域
- 第５章 香りの日本美術史
- １ 香りと日本文化
- ２ 日本絵画の香り
- 第６章 見えない権威
- １ 明治天皇と近代美術
- ２ 横山大観の富士
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