目次
交錯する戦争の記憶 占領空間の文学
- 黄 益九(著)
- 序章
- 一 問題の所在
- 二 研究対象と焦点
- 三 戦後占領期文学の研究系譜
- 四 本書の構成
- 第一部 〈想起〉と〈忘却〉
- 第一章 〈占領〉と遭遇する戦争の〈記憶〉
- 一 「黄金伝説」の舞台
- 二 交錯する〈記憶〉の残影
- 三 窮地に立つ「過去」
- 四 占領空間と〈記憶〉
- 第二章 〈記憶〉に苦しむものたちの〈戦後〉
- 一 戦争の〈記憶〉という題材
- 二 復員兵の〈記憶〉
- 三 戦争未亡人と〈忘却〉の作用
- 四 〈記憶〉をめぐる心理的乖離
- 五 封じ込められる〈記憶〉
- 第三章 〈記憶〉と〈忘却〉の衝突
- 一 戦争責任と村落共同体
- 二 〈狂気〉の素描と共同体の欺瞞
- 三 〈証言〉と〈記憶〉
- 四 〈記憶〉の抑圧と包摂
- 五 もう一つの〈戦場〉
- 第四章 〈記憶〉の反転
- 一 「逆コース」と文化的な磁場
- 二 悲劇の暗部−二つの〈戦争〉
- 三 〈記憶〉と暴力の相関
- 四 排除の論理と自己正当化
- 五 〈記憶〉の変容可能性
- 第二部 〈記憶〉の変容
- 第五章 〈正義の味方〉と創られる〈記憶〉
- 一 和製「ターザン」の誕生
- 二 〈記憶〉としての〈南方〉と「暗黒大陸」
- 三 〈恩返し〉の美談
- 四 キリスト教と〈正義の味方〉
- 五 「信念」に伴う問題
- 第六章 「引揚げ」言説と〈記憶〉の版図
- 一 「引揚者問題」と子供世代
- 二 「引揚げ」体験と〈語りの回避〉
- 三 引揚者の〈声〉と「わかれ道」の美談
- 四 自己欺瞞と〈記憶〉の再構築
- 五 引揚者と「新日本建設」
- 第七章 〈記憶〉のポリティクス
- 一 『中等国語』と「少年の日の思い出」
- 二 〈自己否定〉という道徳
- 三 〈記憶〉の屈折
- 四 〈記憶〉の創出と教科書
- 五 すり替えの論理
- 第八章 語られるノスタルジア・蔽われる〈記憶〉
- 一 記憶物語としての問題
- 二 「無垢な共同体」から「感情の共同体」へ
- 三 〈共同体の記憶〉とノスタルジア
- 四 語らない物語
- 五 「反戦」と「忘却」の二重奏
- 終章 〈戦後〉に問いかける〈記憶〉
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